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プロフィール
馬場 桃香
ばば ももか
IT通信系営業、アパレル販売など経験後、独立。HSS型HSP気質をもつ方へメンタルケアからビジネスサポートまで提供している。

延べ280人以上の相談実績あり。人柄を重視した『あったかマーケティング&狭くて深いつながり作り』が得意。

自身は、HSS型HSP気質をこじらせ、16歳で適応障害と診断さた経験がある。

社会人になり、全国トップレベルの営業成績を記録するが、ストレスで潰れて仕事が続かない悩みも抱えていた。

2017年に自分の気質が腑に落ち、「そのままの私で生きる!」と決意。

HSS型HSPである自分を研究し、ブログで発信を始めると、読者さんから続々とメッセージが届き始める。この経験から、同じように悩んでいる人の力になりたいと思い、相談業を開始。

現在は、埼玉県の田舎からオンラインをメインに活動中。

適職診断が参考にならなかった!だれも教えてくれない適職診断の落とし穴

こんにちは、ももかですmomoka_hsphss

適職診断を使ったことありますか?

私は仕事が続かなくて、何度も適職を調べた人間なんだけど、いまいち使いこなせないと思っていたんですね。

挙句の果てに、姉に「自分の選択に自信がないから、代わりに仕事を決めて」とお願いしたことがあります。

ももか

「バカじゃないの?」と一蹴されたよ

あのときから6年経ち、MBTIを始めとした性格タイプ論を扱うようになって、適職診断って大きな落とし穴があると気づきました。

この記事では、自分にあった仕事の見つけ方がわからない人の参考になるように、解説していきます!

適職診断が教えてくれること

仕事選びに迷ったとき、適職診断をする人が多いと思うんですね。診断までいかなくても、業種羅列系の記事とか、よく見るじゃないですか。

「○○の傾向がある人に向いている職業は、教師、カウンセラー、エンジニア、営業、看護師です」こんなやつです。

そこには、ちゃんと理由も書かれて言います。

「あなたは、面倒見がよく、細かいことに気がつき、協力してタスクを遂行するのが得意な人です。だから、こんな仕事が向ています。」

こうした説明が教えてくれるのは、

  • what(なにを)
  • where(どこで)

というものです。つまり、

  • なんの仕事を
  • どういう規模感で
  • どんな社風で

みたいな部分ですね。

ん?それ以外に何が必要なの?と思ったかもしれませんが。実は大事なことが抜けています。

適職診断の落とし穴

ネットで回答を公開するような適職診断では、個人に依存するようなことは言及できないんですよね。

  • why(なぜ)
  • how(どうやって)
  • who(どんな人と)

こうした基準は、仕事を選ぶ本人、もしくは個々の職場環境によって差が大きいので。

業種羅列系の記事も、「○○なタイプの人は、××といったやり方が向いているよ」と書くんですが、それは広く一般化して全体的な傾向の話です。

ここが落とし穴。

つまり、

  • なぜその仕事がしたいのか?
  • どうやって働きたいのか?
  • どんな人と過ごしたいのか?

という部分は、しっかり自分自身で自己分析をして明確にするテーマなんです。

能力発揮にメンタルブロックがある場合

これは転職をくり返した経験のある私が導き出した定義なんだけど、適職診断は、才能を使う場所を選ぶ指針になるものだと思うんですね。

そして、才能を「もつ/自覚する/使う」これら全て別物です。

「あなたの才能が発揮できる職業はコチラです」と言われて、「はい、そうですか。」となるには、才能を持つことを自分に許可できる土台が必要なんですね。

自分自身に能力の発揮を許可できているか?得意なことをしてもいいと思っているか?です。

この状態で適職診断にwhatとwhereを提示してもらうと、決断のサポートになるので有効活用できます。

逆に、才能を持つことを自分に許可できていないと、適職診断をしても有効活用するのが難しいんですよね。

なにかメンタルブロックがあったり、働くことにトラウマがあったり。

「~してはいけない」

「~すべきだ」

みたいな自我の声が強い場合も、業種を羅列されたところでピンと来ない可能性が高いです。

私は完全にこっちのパターンで、仕事をしなきゃと思いつつ、仕事したくないし、評価されるのもプレッシャーだし。「あなたはコレが向いてます」と言われても、盛大に受け取り拒否してました(泣)

ももか

注文したくせに、実際に届いたら「頼んでません」と返品する人みたいな…

同じ会社で働いていてもwhyは違う

どうやって?何がしたのか?って、人によっては考えるのが重たいテーマだったりするので。

どうしても早く転職活動を終わらせたくて、焦っちゃうんですが。

仕事が始まってからの充実度を左右する大切なテーマでもあるんですよね。

たとえば、建築会社でAさんとBさんが働いていたとします。

体力勝負だし、頑固な親方とのコミュニケーションにも気を使うことが多い業務です。ふたりとも仕事にやりがいを感じ、評価も高いとしたら、どちらも「自分は建築の仕事に向いている」と思うかもしれませんね。

なぜ、その仕事を選んだのか?どうやって業務を進めているのか?といった部分は、おそらく違うはずです。

Aさんは、

この仕事は、給料が高いし、家から近いので選びました。
親が建築士で小さいころから仕事している姿を見てきたし。自然と選んでましたね。

と言うかもしれません。Bさんは、

この仕事は、みんなでゼロから新しいものを創り出すところに魅力を感じて選びました。
テレビのリフォーム番組で感動して、やりたいって思ったんです。

と言うかもしれません。これはwhy(なぜ)。つまり、動機の部分です。

同じように建築会社で働いているAさんとBさんですが、動機の部分は異なります。ここは一人ひとり違うので、適職診断では表現できない大事なところなんですよね。

whatやwehreの部分は、すでに世の中に存在していて、だれでもアクセスできる情報になるので、第三者でもアドバイスできます。

whyやhowの部分は、内面的な部分になるので、自分自身で掘り起こす必要があるんですね。そこを整理できると、現実的な適職が見えてきます。

「やりたいことがわかんないから、できることを教えてほしいんだよ!」と思うかもしれません。そういう場合こそ、やるべきはwhyやhowの掘り起こしです。

whyとかhowが明確になると、仕事に求めるものもわかりやすくなるので、勤務環境や待遇といった条件も絞れるようになります。

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