こんにちは、ももかですmomohsphss
今日は、わたしが勝手に作って、説明のためによく使っている「ももか語」の解説です!
本人不在感とは、話しているときに、目の前の本人が(脳内イメージから)消え去る現象のことです。
とくに、つぎのようなお悩みを抱えているHSS型HSPさんは、この本人不在感が特徴的です。
・上司に業務改善の提案をしたのに、いまいち響いてないようで、まったく動いてくれない
・仕事の負荷がかかっていることを、それとなく同僚に伝えたのに、思ったほど共感を得られなかった
・真面目に努力しているのに、「本気に見えない」と指摘されたり、「熱意が伝わらない」と言われたりする
こんな感じで、
- なんか伝わらない
- 同じテンションで共感してもらえない
- 軽く扱われている感じがする
と悩むHSS型HSPさんは、境界線の薄さと自分軸ブレブレ状態が原因で、本人不在感を醸し出します。
本人不在感とは
本人不在感という言葉が生まれたのは、ワンネス型の共感スタイルをもつ、HSS型HSPさんと話しているときでした。
普通に会話できるし、むしろ質問に対する回答は早いので、テンポよくキャッチボールできます。
たとえば、ももかが

このときは、どうでした?
と質問すると、



わたしは人の話を聞くのが得意なので、逆に話を聞かない人が苦手なんです。
だから、こういう場合は、こんな対応をしています。
って感じで、あたかも「わたしは、こう思います」と教えてくれるんですね。
だがしかし。
なんか…違和感がある。なんか…本人が喋ってる感じがしない。
ロボットが予め入力されたセリフを自動再生しているような。操り人形が喋ってるような。
そんな感覚になるんです。
境界線の薄さと自分軸ブレブレからくる「自己不一致感」
本人不在感の正体は、境界線の薄さと自分軸ブレブレの状態なんですが、それが、わたしには「自己不一致感」として伝わってきます。
自己不一致感とは、言ってることと、感じてることにズレがある状態です。
本当の感情にフタをして、思考で自分を納得させ、表面的な言葉だけ相手に合わせていると、本来感じてることと喋っていることのギャップが大きくなるんですね。
だけど、本人は過剰適応していることに気づかないので。
あたかも「わたしは、こう思います」と、それが自分の考えだと信じて疑わないわけです。
上司や同僚に本気が伝わらない
本人不在感を出して話していると、どれだけ「自分の意見」として伝えても、上司や同僚には、イマイチ響かないんですね。
聞いてる側(この場合、上司や同僚)は、
- いまいち響かない
- 本音を隠している感じがする
- 自分に言われている気がしない
- 自分事として捉えられない
こんな感覚になるんですね。
その結果、HSS型HSPさんとしては「自分と同じテンションで共感してもらえなかった」と感じて、寂しくなるんです。
これが普通の人が受け取る感覚です。
(わたしは自己不一致感として捉えて「本体」を探しています!)
かなり精度高く巧妙にコピーしている
こじらせHSS型HSPさんは、ものすごく巧妙に精度高く、他者の価値観や振る舞いをコピーしています。
自分を捻じ曲げて、過剰適応していることに気づかず、それが本来の自分だと信じて疑わないのです!
しかも、これですね、普通の人は見抜くの難しいと思います。
プロのカウンセラーやコーチでも、高度な洞察力をもち、感覚が鋭い人じゃないと、
あなたは悩んでるように見えない
と言いたくなるはずです。



わたしのもとには、実際にカウンセラーさんに、こう言われた人が来ます
なので、HSS型HSPのことを知らない人や、職場の一般の方が受け取る感覚としては、
「なんかイライラする」
「なんか話に集中できない」
「話の要点が掴めない」
「言葉だけ宙に浮いて心に響かない」
「本音を隠されている気がして疑いたくなる」
こういう漠然としたものなんですね。
本人不在感を緩和すると「受け取ってもらえた!伝わった!」が増える
こうした【本人不在感】は、境界線を強化することで緩和することができます。
相手がきちんと気持ちを受けとめられるので、
「受け取ってもらえた」
「聞いてくれた」
「伝わった」
と感じることが増え、こんな変化が起こります!
- 上司が協力的になる
- フォローしてくれる人が現れる
- 自分の要望が通りやすくなる
- セルフイメージと相手の印象のギャップが減る
結果的に、職場環境が改善され、人間関係も穏やかになっていきます。
ひとりで見抜くのは難しい部分もあるけど。
できる対策としては、つねに「この考えは誰のもの?」と、自分に問いかけてみてください。
価値観、考え、振る舞いの持ち主を探しましょう!