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プロフィール
馬場 桃香
ばば ももか
IT通信系営業、アパレル販売など経験後、独立。HSS型HSP気質をもつ方へメンタルケアからビジネスサポートまで提供している。

延べ280人以上の相談実績あり。人柄を重視した『あったかマーケティング&狭くて深いつながり作り』が得意。

自身は、HSS型HSP気質をこじらせ、16歳で適応障害と診断さた経験がある。

社会人になり、全国トップレベルの営業成績を記録するが、ストレスで潰れて仕事が続かない悩みも抱えていた。

2017年に自分の気質が腑に落ち、「そのままの私で生きる!」と決意。

HSS型HSPである自分を研究し、ブログで発信を始めると、読者さんから続々とメッセージが届き始める。この経験から、同じように悩んでいる人の力になりたいと思い、相談業を開始。

現在は、埼玉県の田舎からオンラインをメインに活動中。

文章を読むと頭に映像が流れる認知特性

こんにちは、ももかですmomoka_hsphss

文章を読んでいると、頭に映像が流れていることに気づく瞬間があります。

あと、人と会話していても、勝手に頭のなかで映像が流れ始めるときがあるんですよね。

この不思議な現象の理由を探ってみたら、医師の本田真美さんが提唱している認知特性のタイプで説明できることがわかりました!

文章を読むと頭に映像が流れるのは、言葉とイメージを関連づけて記憶する認知の機能が働いているからです。

認知とは、簡単に言えば「ものの見方、感じ方」といった記憶の方法です。

私たちは、同じものを見たり、同じことを経験しても、情報収集のしかたや記憶の方法が違うんですね。

その記憶の方法のひとつに、文章と映像を関連させて覚えるスタイルがあるんです。

この記事では、本田さんの提唱している認知特性の6タイプすべての特徴も掲載しました。

自分を解明したいひとは、参考にしてください!

目次

文章と映像を関連づけて記憶する

本田真美さんは、情報をインプットするときに使う感覚機能を大きく3つに分けて説明しています。

  1. 視覚優位
  2. 言語優位
  3. 聴覚優位

はい、この説明文を読んでいるとき、頭に何が浮かびますか?いま、まさに認知機能を使っているわけです!

文章を読むと頭に映像が流れるひとは、言語優位の認知特性をもっている可能性があります。

本や小説を読むと、その場面が頭に浮かぶので、文章よりも映像イメージとして記憶します。言葉を映像にしたり、逆に映像を言葉にするのも得意なタイプです。

言語優位タイプは、さらに次の2つに分かれます。

  1. 言語映像タイプ
  2. 言語抽象タイプ

言葉と”映像”を結び付けて記憶する「ファンタジスト」

言語映像タイプは言葉とイメージを結びつけるので、比喩表現が多いのが特徴です。

絵本作家やコピーライターのように、ファンタジーの世界観を作るのが得意。

頭のなかに映像イメージがどんどん浮かんできて、言語と結びつけて記憶します。また、その逆もあって、言語から映像イメージを関連づけて記憶することもあります。

極端に恐怖心を抱くことも

言語映像タイプは、映像に言語的な意味付けをするので、暗示にかかりやすかったり、極端に恐怖心を抱くことがあるそうです。

ある子どもは、電車の中で母親が、「手すりはたくさんの人が触っているから、バイ菌がついているのよ。おうちに帰ったら手を洗ってから、おやつを食べましょうね」とよくある話をしたところ、その日から電車の手すりを決して触らなくなり、椅子にも座れなくなりました。

私がその子に「なぜ、手すりを触るのがイヤなの?」と尋ねたところ、「ヤリを持った、まっ黒くて意地悪そうな顔をしたバイ菌たちにやっつけられちゃうもん」と答えました。

「手すりには絵本で見た怖い顔をしたバイ菌がいっぱいついている」という映像をイメージしたのかもしれません。

引用:医師のつくった「頭のよさ」テスト~認知特性から見た6つのパターン

認知について理解していない人が聞いたら、妄想とか考えすぎとか言われそうですよね。まさにファンタジーな世界観ですが、言語映像タイプにとっては現実なんです。

言葉と”図”を結び付けて記憶する「ノートまとめの達人」

文章を読んで頭に映像が流れるひとでも、言語抽象タイプは、言語と図を結び付けて記憶する特徴があります。言葉を見るんですね。

聴覚を使って聞いて覚えるより、一度文字にしたり、紙に書いてある文字を見た方が覚えやすい。

なので、頭に浮かぶのは映像なんだけど、より正確には文字を映像化したものです。

言葉を見て記憶する

言語抽象タイプは、言語情報を文字に落としたり、逆に文字を映像として記憶するのが得意です。

東大生の見やすくまとめられたノートは、言語抽象タイプの人が作成したのではないかと思われます。

それは、このタイプの人は言語的な授業の内容の要点をきれいに図や相関図にまとめ、ラインマーカーやペンの色を使いわけ、字の大きさや太さを変えて見やすく整理することが得意だからです。

引用:医師のつくった「頭のよさ」テスト~認知特性から見た6つのパターン

私はこのタイプだと思う。

大学のとき、テスト前になると私のノートが回覧板のように回って、知らない先輩から返却されるのが恒例行事でした。

※ただし、字は汚い(笑)

初対面の人の名前は文字で覚える

同じ言語抽象タイプの本田さんが著書で、初対面の人の名前を聞いただけでは覚えられず、名刺をもらって名前を文字として覚えると言ってました。

しばらくして再会したとき、

山田太郎さん

○○会社の山田太郎です

と言われると、視覚優位者の旦那さんと息子さんは、黒いスーツに赤いネクタイの人というイメージが浮かぶのに対し、本田さんは名刺に書いてある「山田太郎」という文字が浮かぶそうです。

たしかに、私は職場で名前が書いてある座席表を見たほうが覚えやすい。

認知とは?

認知とは、ものの見方、感じ方、思考パターンのこと。わかりやすく言えば、記憶の方法です。

私たちの脳は常に、外部の情報をインプットし、なんらかの形でアウトプットします。情報収集して記憶し、必要に応じて取り出す。

この方法は、人によって自然と優先するやり方が異なり、認知特性と呼びます。

生まれもった性質×環境要因

認知特性は、遺伝によって基本的なパターンを持って生まれ、そのパターンを生活環境のなかで成長させていきます。

心理学でも認知を扱っているものがあって、有名なのがMBTIですね。MBTIはユングの心理学的タイプ論をベースに、4つの指標を使って、ものの見方、感じ方を見ていくものです。

参考:【MBTI】4つの指標

こうした記憶の方法、そしてアウトプットの方法を知っていると、効率よく勉強したいときに使えたり、仕事を覚えるときにも重宝します。

また、能力を発揮しやすい環境選びもしやすくなるので、日ごろから意識してみてください。

認知特性6つのタイプ

本田真美さんの提唱している認知特性は、合計6つのタイプに分類されます。

ここでは、医師のつくった「頭のよさ」テスト~認知特性から見た6つのパターンに掲載されている、各タイプの特徴を紹介します。

【注意】ネットでチェックできなくなりました

まえは【本田35式認知テスト】でググると、質問項目を掲載しているサイトがヒットしたんですが。どうやら削除されたようです。

それとは別に、本田さんの公式サイトでもエクセルでチェックシートをダウンロードできたんですが、こちらはLINEアカウントに登録して診断するスタイルに変更されていました。

以下に掲載するのは特徴の一部です。詳しく知りたい人は本を購入するか、本田さんの公式LINEアカウントに登録しましょう。

私の結果は、本田式認知特性「フランシスコ・ザビエル」と聞いたとき、何を思い浮かべますか?という記事で紹介しています。よかったら、あわせて読んでもらえると嬉しいです。

視覚優位者・写真(カメラアイ)タイプ

  • 写真として物事を記憶する
  • 道順を説明するときは、路線図か地図、あるいは「○○駅→□□駅→病院」と図式を用いる
  • 3歳以前の記憶があるが、その記憶は自分の目で見た情景のため、自分はその場に登場しない
  • 歴史の本を読むと、文章だけでも城や戦いの場面がスムーズに浮かぶ
  • アニメの脇役のキャラクターの似顔絵も上手に描ける

視覚優位者・三次元映像タイプ

  • 映像として物事を記憶する
  • 人の顔を覚えるのが得意
  • 道順は、図式や地図だけでなく、信号の数やポスト、店の看板を書き加えて説明する
  • 歴史の本を読むとき、城や戦いの場面が浮かびやすい
  • 昔の記憶を、順序よく時間を追うように説明できる
  • 3歳以前の記憶があり、その記憶に自分自身は登場しない

言語優位者・言語映像タイプ

  • 言葉を見るのが得意
  • 言語を映像化することも、映像を言語化することも得意
  • 他人の何気ないひと言で、鮮明なイメージを抱くことがある
  • 比喩表現が得意

言語優位者・言語抽象タイプ

  • わかりづらい文章を図式化することが得意
  • 言葉を見るのが得意
  • 英単語は書いて覚える
  • 初対面の人は名刺の名前で覚える
  • 一番古い記憶は、言葉をある程度獲得した幼少期(4~6歳)以降のもので、場面には自分が登場する
  • 読み終わった本の中からある個所を探すとき、どのあたりのページに書かれていたのかがわかる

聴覚優位者・聴覚言語タイプ

  • 言葉を聞いたり、サイレントトークしたりするのが得意
  • 一度聞いたコマーシャルのフレーズや歌詞を覚えるのが得意
  • 英単語は聞いたり、暗唱したりして覚える
  • 難しい話題でも、写真や資料を見ることなく、話を一度聞くだけで理解できる
  • ダジャレをいったり、人の言葉じりをとらえるのがうまい
  • 一番古い記憶は4~6歳以降のもので、映像イメージは曖昧で、あとから聞いた情報もつけ加えられているケースが多い

聴覚優位者・聴覚&音タイプ

  • 言葉を聞くのが得意
  • 英単語は聞いたり、暗唱したりして覚える
  • 絶対音感のような特殊な能力を持っていることがある
  • CMソングや音楽を一度聞いただけで、歌詞ではなくメロディを口ずさむことができる
  • モノマネが得意・外国語の発音が上手

各タイプの詳しい説明と活用方法はこちら

自分のもっている感覚を知る

私たちは、同じものを見たり体験しても、違ったものの見方、感じ方をします。

これを認知と呼び、持ってうまれた性質をベースにして、生活環境の影響を受けながら発達していきます。

文章を読むと頭に映像が流れるひとは、言語と映像を結び付けて記憶する認知特性をもっているかもしれません。

どんなひとでも、ある程度認知は偏っているんですが、極端に使っていない部分があると、生活に支障をきたしたり、発達の遅れを疑う原因にもなります。

大人になるとパターンができてくるので。たとえば、「いままで視覚優位タイプだったけど、訓練したら聴覚優位になった!」みたいな変化は起こりにくいです。

ただ、それまで優先順位が低かった感覚に意識を向けることで、使い方の対策が身につくことはあります。

自分のもっている感覚を知ると、どうやって能力を発揮していけばいいかを考える手立てになりますよ。

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