メニュー
プロフィール
馬場 桃香
ばば ももか
~HSS型HSPの『働き方』に特化したカウンセリング~

延べ250人以上の相談実績をもち、「体調不良で諦めた仕事に再挑戦できた」「休日にカフェに行く余裕ができた」「好きなことで人との繋がりをもてた」というお声をいただいている。

自己主張が苦手な人も話しやすい雰囲気作りが得意で、「安心する」とよく言われる。

自身は、HSS型HSP気質をこじらせ、16歳で適応障害と診断され、4年間投薬治療を受けた経験がある。
社会人になり、最年少で昇進、全国トップレベルの営業成績を記録するが、摂食障害、借金200万円、ストレスで潰れて仕事が3年以上続かない、という悩みを抱えていた。

2017年に自分の気質が腑に落ち、「そのままの私で生きる!」と決意。同じように悩んでいる人の力になりたいという想いから、心理カウンセラーの道へ。

現在は、埼玉県の田舎からオンラインをメインに活動中。

【図解】パーソナリティとキャラクターの違いを心理学的に解説

パーソナリティは後天的に身につけた役割性格、キャラクターは先天的に持って生まれた気質です。

性格という言葉は広い意味で使われますが、心理学の視点でみると日常会話とは少し違ったニュアンスになります。

さらに心理学のなかでも、領域によって使われ方も微妙に違ってきます。

私は性格タイプ論(心理学的タイプ論)を扱っているので、その立場からパーソナリティとキャラクターの違いを解説していきます。

パーソナリティとキャラクターの違い

私たちが普段「性格」と呼んでいる人間の内面は、先天的に持って生まれた部分を基にして、環境に適応するために後天的に身につけた反応パターンによって形成されています。

先天的な部分をキャラクター、後天的な部分をパーソナリティと呼びます。

パーソナリティは後天的

パーソナリティ(Personality)は人格と呼ばれ、行動で観察しやすい特徴があります。

PersonalityはPersona(ペルソナ)が語源です。ペルソナは仮面という意味があり、劇で役を演じるときに身につけることから、パーソナリティは役割性格とも呼ばれています。

たとえば、会社で部長をしているお母さんなら、

  • 会社では「部長」
  • 子どもといるとき「母親」
  • 夫といるとき「妻」
  • 実家の両親といるとき「子ども」

といったように、1人の内面にさまざまな役割としての振る舞いがあります。こうしたペルソナを身につけることで、日常生活がスムーズに送れるんですね。

キャラクターは先天的

キャラクター(character)は性格と呼ばれ、もって生まれた気質です。

英語のcharacterには「刻み込まれたもの」という意味があり、本質的な内面を表すときに使われます。

遺伝子やホルモンとの関係も研究されていますが、まだまだ解明されていないことも多いです。

もって生まれたキャラクターをベースに、成長の過程でパーソナリティが作られます。

こうした性格の見方は、特性論と類型論に区別されているので、さらに詳しく知りたい人は下の記事を参考にしてください。

心に与える影響

パーソナリティは環境適応のために身につけますが、いつ・どのように獲得したか本人も忘れしまい、あたかも生まれ持った性質であるかのように感じることもあります。

社会生活を送るうえで必要なんですが、キャラクターとかけ離れた振る舞いを過度に強いられると、心の不調として影響が出る場合があります。

周囲の期待や、仕事で求められることと、本人のキャラクターに葛藤があるとか。人生の重大な問題によって、適応方法がわからなくなっているとか。

もっと大きな視点でいくと、社会・文化的な影響も考えられます。

生まれ持った性質を知ったうえで、環境に適応する役割性格をコントロールできるようになると、心の成長につながります。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!