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プロフィール
馬場 桃香
ばば ももか
IT通信系営業、アパレル販売など経験後、独立。HSS型HSP気質をもつ方へメンタルケアからビジネスサポートまで提供している。

延べ280人以上の相談実績あり。人柄を重視した『あったかマーケティング&狭くて深いつながり作り』が得意。

自身は、HSS型HSP気質をこじらせ、16歳で適応障害と診断さた経験がある。

社会人になり、全国トップレベルの営業成績を記録するが、ストレスで潰れて仕事が続かない悩みも抱えていた。

2017年に自分の気質が腑に落ち、「そのままの私で生きる!」と決意。

HSS型HSPである自分を研究し、ブログで発信を始めると、読者さんから続々とメッセージが届き始める。この経験から、同じように悩んでいる人の力になりたいと思い、相談業を開始。

現在は、埼玉県の田舎からオンラインをメインに活動中。

親と同じ血が流れていることに絶望を感じる私は間違ってる?

こんにちは、ももかですmomoka_hsphss

ショッキングなタイトルをつけてしまいましたが、数年前まで思っていたことなんです(汗)

いまは、お会いした人から「幸せな家庭で愛情たっぷりかけて育てられた感じがする」と言われるけど。

実は高校生のときから10年以上、親と目を合わせて話すことができませんでした。

もうね、嫌いだった。

でも当時は「好き」とか「嫌い」っていう感情すら、よくわかっていなくて、とにかく嫌悪感があって一緒にいるとイライラしちゃう。

ちょうど昨日、中学生の女の子が、母親に似てきたことに絶望を感じて殺人を犯してしまったニュースを見ました。

軽々しく「同じ」とは言えないけど、私もずっと、親と似ている自分が嫌だったんです。

不安感と不信感

私の場合は、小さいころから仲良し家族で、子ども思いの両親に育てられました。それは確かです。

だけど、高校1年生のとき離婚の危機に陥ったことがあったんですね。

とにかく家のなかがピリピリしていて、いつ母がいなくなってもおかしくない状態だったんです。

と、HSP気質をもつ私は当時のことを記憶しているけど、もしかしたら、客観的に見ると大したことないかもしれません。

「長い夫婦生活、トラブルの1つや2つあるよ」と言われて終わるかもしれません。

でもでも!私にとっては、その後10年以上引きずる大きな出来事だったのです。

けっきょく離婚は免れたものの、私は気持ちの落としどころがわからず、接し方もわからず、「大好きな人が離れてしまう不安感」と「両親に対する不信感」を抱えたまま大人になりました。

親を尊敬できない

生きづらさを乗り越える過程で、毒親とか機能不全家族で育った人のブログを見て。私の家族は普通なんだと言い聞かせる一方で、

それでも好きになれない。両親を尊敬できないのは、子どもとして間違っているのかも

なんて思ったんですね。

親を尊敬して感謝するのが当たり前。だけど、私はそれができない。

ストレートに文句をぶつけられたらいいけど、直接言うこともできず、ただ冷たく接することしかできない。

そんな私の気持ちを知ってか知らずか、アレコレ面倒を見てくる母から離れられない、好きになれない。(過保護です)

当時の私目線では、父は自己中で気分屋でプライドが高くて、人の話を聞かず振り回す。

母は、言いたいことを言わず人に合わせてばかりなのに、自分の都合の良いときだけコントロールしようとする。

そして、私は自分のなかに同じ要素を感じる。それがもう、嫌で、嫌で、嫌で。

十字架を背負っているような気分で、どうやって、この罪を償いながら生きていこうか…どうやったら違う自分になれるんだろう…くらいに思って。

あの人たちと同じ血が流れているんだ

って絶望したんです。

いまなら、こうして感じていたことを文章化できるけど、そのときは自分の気持ちもよくわからないし、吐き出そうにも誰に何をどうやって伝えればいいかわからないし。

何が問題なのかもわからなかった。

一見問題なさそうに見えても母子関係は複雑

著:岡田尊司

親の世話をする良い子

気質・性格について学んだり、カウンセリングを受けたりして、少しずつ傷を癒して。

いまは、両親を尊敬しているし、大好きだと思えるようになりました。目を見て話すし、思ったことは言うようになったしね。

それで学んだのは、親の事情を中途半端に理解しようとすると、気持ちが消化不良になって「ぎこちなさ」につながる。

クライアントさんのなかで、ご両親との関係性に悩む人を思い浮かべても、感情的に怒る人っていないんですね。理解しようとするけど、どうにも理解できない。

あれですね、親の世話をしようと良い子になっちゃう。

私はワンネス型の共感力をもつ人を憑依系と勝手に呼んでいて、憑依系の人だと親になっちゃう。

「入ってきた」「これは私じゃない」とも思わず、親のもっている不安・コンプレックス、罪悪感を自分のものとして感じるんですね。

で、優しくて強く主張できないから、モヤモヤした関係のまま、断ち切ることも修正することもできず時間だけが過ぎていく…

だから、やっぱり自分を知るってとても大事なのですよ!

「私は親と違うんだ」

「親もただの人間だ」

と頭ではなく、体で感じられるようになると握りしめていた未消化の感情も癒されていきます。

なかなか文字だけだと伝わりにくい部分もあるのだけど…親との関係性は生きやすくなるために、とっても大事です。

母親との関係は、こちら↓の記事もオススメです。

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