こんにちは、ももかです。@momohsphss
両親の離婚、否定的な言葉による過干渉、体罰。
こうした過酷な幼少期を過ごした経験があると、大人になってから生きづらくなる。
というのは、なんとなく想像できるかと思います。
ですが、実際のところですね、親にたっぷり愛されても生きづらくなることって、あるんですね。
共依存とも言えるけど。
今回お伝えしたいのは、もう少しフラットな目線で「親子の人間関係」を見ていきたいなっていう話です。
愛着理論から見た「生きづらさ」
愛着理論の観点からすると「子どもの人格形成は幼少期の親の愛情がすべて!」みたいな印象を受けますよね。
親から否定的な言葉をかけられた。
家族のなかで、子どもが犠牲的な役割を強いられた。
そんな経験をすると、アダルトチルドレンになったり、愛着障害になったりするよね。っていう見方が、けっこうメジャーなのですね。
私も、自分の【心】と向き合い始めてから3年くらいは、愛着理論しか知らなかったので。
私がこんなつらい人生を送るのは、母親が未熟だったからだ!
思春期に、家庭が壊れかけたから、心の病気になった!あれがすべての元凶だ!
とか、思っていた時期があったのです。
ところがですね。
性格タイプ論、対象関係論を知ってからは、どうやら違った見方もできそうだぞ?ってことが、わかってきたんですね。
性格タイプ論と対象関係論
性格タイプ論は、人間は花の種のように、それぞれが質的に異なる性質を持って生まれ、その種を成長させて花を咲かせるように、心を成長させていく、と考えます。
対象関係論は、母親との【関係性】に着目します。
関係性とは、すごくシンプルに言えば、「本人の持つイメージ」とか「受けた印象」ってことです。
でね、この2つの理論から考えられるのは、母親に愛されて育っても、生きづらくなることはあるってことです。
「愛された」というのは主観的なもので、客観的に証明するのが難しいものなんですよね。
必ずしも、母親の得意な愛情表現方法を子どもが好むとは限らないからですね。
殴られた、蹴られた
暴言を吐かれた
といった行為も、子どもにとっては恐怖でしかないし、その後の人生がめちゃくちゃになる大きな要因ですが。
今回は、そこの話じゃなくてね。
だれが、どう見ても、本人さえも「恵まれていたよね」と思うような育てられ方をしても、生きづらさを抱えている人はいるのです
愛されても孤独を感じることがある
いや、私なんだけどね(笑)
もう、よくわかんなくなりますよね。共依存なの?とか思うと、人に頼ることが悪いことだと思えてくるし。
なんなら「私もみんなと同じように苦労しなきゃ!」とか考えて、あえて蛇の道を進んでみたり。
で、想像以上に苦労続きで、こじらせて帰ってくる(笑)
それでね、私の場合は、高校生のときに両親が離婚の危機に陥って、それも大きく影響して、心療内科に通うことになったのですよ。
で、10年以上、親と目を合わせて喋れなかったの。
だけど、外から見ると、稼ぐ才能のある父と、他力を使う才能のある母で。
地域で1番高い土地を買って、外食や旅行も頻繁に行って、誕生日以外でもケーキ食べたり、プレゼントもらったり。
そもそも私は、協調性をデフォルトでオンにして生まれてきたので、小さいころから男女関係なく友達作れるし、なんか人気者になるし、学校の先生の印象も良いのです。(嫌われることもあるよ)
それでも、こじらせる人はこじらせるのですよ!!笑
どれだけ母親から愛されようと、友達ができようと、目上の人から評価されようと、孤独を感じることがあるのです!!
周りに人が寄ってきてくれる分、申し訳なくなるよね。
ワガママかな
コミュニケーションの取り方が下手なのかな
空気読めてないのかな
本当は、ここにいちゃダメなのかな
そんなことを考えて、人と一緒にいるのに、自分だけココにいない、みたいな。言いようのない寂しさに襲われることがあるのです!
「持ってる人の悩み」は贅沢だと言われがち
世の中の多くの悩み相談は、「人と関われない苦しさ」が大半です。
私はね、悩みの形は人それぞれだと言いたいのです。
ないものねだり、隣の芝生は青く見える、他人と比べちゃう。
確かに、そうかもしれない。でも、それで悩んでいるのよ。
とくに、【持っている人の悩み】は、贅沢だ、自慢だ、とか言われやすいからね。隠そうとするよね。
お金持ちは、簡単に人を信用せず、基本的に真実を言わない、と聞いたことがあります。私はお金持ちじゃないけどね。
成功した人も、失敗した人も。
愛される人も、愛されない人も。
孤独だし、生きづらいし、苦しむし、悩む。
そういうものなのですよ。
ちなみに、私は人が寄ってくるタイプですが、恋愛は続きません。結婚してないし、子どももいません。
こじらせて、こじらせて、一時期、男性不信になったことがあるくらい、人との関わり方がわからなかった人間です。
中学生のころから蛙化現象が起きていて、好意を持たれると気持ち悪くなっていたんですね。
なのに、惚れっぽいし不安も強いから、すぐ付き合っちゃう(笑)
おい、笑いごとじゃない!!
書いてて空しくなってきたぞ。
母親から愛されても生きづらくなる
と、いうことで。
母親から愛されて育っても、生きづらくなるし、人生上手くいかないこともあります。
いま子育てしている方で、「私の育て方が悪かったのかな」って、罪悪感に押しつぶされそうなら。
子どもの受け取り方まではコントロールできませんから!性格の50%は、生まれ持った気質が影響しますから!
必ずしも100%母親の責任、ということはありませんよ。
っていうのと、
「私は恵まれているはずなのに」と思っているなら、愛されていても生きづらくなることもあるんだよ
っていうことをお伝えしたいです。
最後に1つワークをご紹介します。
あなたが、お母さん(お父さん)から受け取ったプレゼントは何ですか?
あなたが、お母さん(お父さん)にあげたプレゼントは何ですか?
プレゼントとは、実際にもらった物ではなく【良い影響、ポジティブな教訓】という意味です。
スピリチュアルっぽくて、あんまり使いたくないけど、「ギフト」です。
産みの親と育ての親が違う場合は、影響が強かった方を思い浮かべてみてください。
迷う場合は、両方で考えてもいいですよ。
良かったら、試してみてね♪