私って、いつも人に迷惑かけて、迷惑かけていることにも、気づかないで。
全然、できないことばかりで。
なんで、あんなこと、しちゃったんだろ…
もっと気を遣っていれば、嫌な気持ちにさせることもなかった。本当、自分のことしか考えてない。
こんにちは、ももかです。@momohsphss
今日は、必要以上に自分を責めている人へのメッセージを書いてみたいと思います。
実は、自分を責めるとき。その背景には「怒り」が埋まっている可能性があるのです。
必要以上に自分を責めるとき、他者への「怒り」が隠れている
心理学では、他者への怒りが適切に表現されないと、その怒りを自分に向けると言われています。
だれかに対して、すごく怒っているのに、その人に直接ぶつけることができない。そんな状況になると、怒りの矛先が自分自身に向かうのです!
なので、必要以上に自分を責める人は、表に出していない「怒り」をたくさん抱えているかもしれません。
たしかに、私は思い当たることがあって。
なんでもっと上手くできないんだ!
私なんてダメダメじゃん
そうやって自分の不甲斐なさ、無能さを嘆くとき。同時に、上手くいってそうな人への苛立ちも、感じていた気がするんですね。

で、元をたどると、ず~っと前に表現することを諦めた「怒り」の感情があって。
一見、まったく関係なさそうに見えるできごとも、古傷がうずくスイッチになっていたのだと思います。
現実に起きていることの裏を読んで自分を責める
落ち込んでいると、「必要以上に自分を責めなくていいんだよ」って励ましてもらった経験があると思います。
そう言われると、
うん、わかってる。でも、必要以上ってどれくらいだよ。自分を責める適量ってどれくらいか教えてよ。
…って気になりませんか?(^^;)
私の感覚ですが、「必要以上」というのは、現実に起きていることの裏を読んで、自分を責めている状態だと思います。
- 直接、怒られたわけじゃない
- いま、この瞬間に損害が発生したわけじゃない
- 本人から言葉で何か言われたわけじゃない
それでも、自分が悪いと責めてしまう。

たとえば、友達とご飯に行くと約束したのに、うっかり寝坊して1時間以上の遅刻をしてしまった、とします。
友達は「全然気にしないで(^-^)」と言ってくれました。お店も予約していないので、お店側に迷惑をかけたわけでもありません。
その友達は、「久しぶりにゆっくり買い物できて、ちょうど良かったよ」と言ってくれました。
ところが、あなたの心は、やっちまったー----!!という自責の念でいっぱいです。
「私は時間にルーズだ。この前も、別の友達と遊ぶとき、5分遅刻した」
「気にしないでと言ってくれたけど、実は怒ってるかもしれない」
「優しい友達だから、本当に怒ってないのかもしれないけど、そんな友達に迷惑をかけて申し訳ない」
「自己管理が甘すぎる!あぁ、もう、次から絶対しないから!」
こんな感じで、友達の言葉の裏を読んだり、背景を想像したり。現実に起こっていること以上を想像して、自分を責めてしまうのです。
であれば、必要以上に自分を責めていることになりますね。
このケースであれば、「本当ごめんね!ご飯おごるから!」と、シンプルに謝って、友達との時間を目いっぱい楽しめるくらいが「適度」かもしれませんね。
ちゃんと怒る
心優しく繊細な人ほど、他者への怒りを抑えてしまいがちです。
相手にも事情があったから
冷たくしたら可哀そうだから
そうするしか、なかったのだから
などなど。
本当に自分でもびっくりするくらい、強力な思考によって一次的な感情反応をねじ伏せようとするんですね。
ほんと、無自覚なのですよ。
だからね、ちゃんと怒る。
その瞬間に、直接、面と向かって相手に表現できなくても大丈夫です。
「私は怒っている」と、ちゃんと自分で自分の気持ちを拾って、味わってあげることが1番大切です。
1年後だろうと、10年後だろうと。
「あのとき、私怒ってたんだなぁ」って気づいたら、「でも、相手にも事情があるよね」って理解のある良い子になろうとせずに。

ちくしょーーー!!
ふざけんなーーーー!!
私の言うことも聞けーーー!!!
私を粗末に扱うなーーーー!!!
って、自分のなかから湧いてきた感情を大事にしてあげてください。

モラルは脇に置いておこう
- 紙に書き殴る
- ブツブツ呟く
- 湯船に潜って叫ぶ
- 枕に口を押し付けて叫ぶ
- カラオケに行って叫ぶ
などなど。
その言葉が適切に気持ちを表しているか、そこは気にせずに。
湧いてきたものを、そのまま拾ってあげてくださいね。
めちゃくちゃエネルギーを消耗すると思うので、たっぷりの睡眠・食事とセットにして。試してみてください!
感情を感じきるコツは下の記事で解説しています