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プロフィール
馬場 桃香
ばば ももか
IT通信系営業、アパレル販売など経験後、独立。HSS型HSP気質をもつ方へメンタルケアからビジネスサポートまで提供している。

延べ280人以上の相談実績あり。人柄を重視した『あったかマーケティング&狭くて深いつながり作り』が得意。

自身は、HSS型HSP気質をこじらせ、16歳で適応障害と診断さた経験がある。

社会人になり、全国トップレベルの営業成績を記録するが、ストレスで潰れて仕事が続かない悩みも抱えていた。

2017年に自分の気質が腑に落ち、「そのままの私で生きる!」と決意。

HSS型HSPである自分を研究し、ブログで発信を始めると、読者さんから続々とメッセージが届き始める。この経験から、同じように悩んでいる人の力になりたいと思い、相談業を開始。

現在は、埼玉県の田舎からオンラインをメインに活動中。

30年悩んだ「相手の正解探しの会話」から6週間で抜け出したお客さまと取り組んだこと

こんにちは、ももかですmomoka_hsphss

今日は、継続サポートさせていただいてる、フリーランス準備中の田中さん(仮名)のお話です!

ちょうど4回目のセッションを終えたのですが、「HSS型HSPさんって、ほんとスイッチ入ると化けるんだよね!」って感心しちゃう!すごいビックリする変化があったので!

ご本人の許可をいただいて、読者さんにもシェアしますね~

田中さんが抱えていたお悩み

  • 相手を全肯定して、正解を探した会話をしてしまう
  • それは自分にも相手にも嘘をついてる気持ちにさせる
  • 「優しいね」と言われても、正解を出すのが上手いだけだから当たり前じゃんと思う
  • 状況に合わせすぎてしまう
  • 仕事はある程度、それなりにできるけど、自分は何もできてない、積み上がってないと感じる
  • これまで転職をくり返してきたけど、働きづらさを克服してフリーランスに挑戦したい

こんな感じで進みました

1回目:相談に対する苦手意識に取り組む

(ホームワーク)ももかにLINEを送る。その行為を「相談」以外の自分の言葉で名付ける

  • 受けとめてもらえる場所がある安心感を体感した
  • いつも出口がなく行き止まっていたので100%の受け入れ態勢があるのが良かった
2回目:会話のバトンを受けとる恐怖を味わう

(ホームワーク)感情に名前付け+点数化して記録

  • 自分のなかのものを出すのが不安なんだと気づいた
  • いつも日記の時間は穏やかになる
  • ももかと日記の時間を過ごす
3回目:一緒に仕事している人へのイライラを掘り下げる

(ホームワーク)これまでの生存戦略の良い影響を考える

  • 自分で自分をつまらないと感じる
  • 相手の正解を探した会話に「自分にも相手にも嘘ついてる」と感じる
  • この現象に対して【つまらない君】と【嘘ついてるチャン】と名付ける
4回目:思ったことを楽しく喋れるようになった!※いまここ
  • 【つまらない君】と【嘘ついてるチャン】に守られてたと腑に落ちた
  • 人の気分に引きずられなくていいんだと気づいた!
  • 相手の気分を読み取って無理に同調せず対応できるようになった!
  • なにもできないと思ってたけど、自分が積み上げて、めっちゃやってたと気づいた!
  • 夢中になって学ぶ時間が好きだったと思いだした!
  • そんな自分が好き!
  • 自分責めが減って、自由にやれてる!

これで6週間です!

小学生のころから「できすぎて目立つ」から、周りのレベルに合わせて自分抑えて「正解探し」を30年続けたということが、4回目で判明!

ももか

じつは、めっちゃ仕事できる頭の良い人だった!頭良すぎて浮いちゃうギフテッドだった!

相手の正解探しの会話と向き合った6週間

田中さんと過ごした時間を振り返ってみると、相手の正解探しの会話と向き合った6週間だな~と思います。

これは、ももかが向き合ったんじゃなくて。

田中さんが、ご自分の内面の動きをちゃんと掴んで、そこと向き合ってこられた時間です。

そして、1回目~3回目のナヨナヨっとした雰囲気から、4回目の姿が別人みたいに輝いてて!!

言葉をポツポツ、絞り出すように話していた3回がウソみたいに!!

4回目は、めっちゃ生き生きして、楽しそうで、「わたしって、こんなところあるんです!本当は、こんな風にちゃんとやってました!」って

得意なこと、夢中になること、積み上げてきたこと、これが自分だった!

そんな話を教えてくれて。

じつは超頭良くて、スーパー飲み込み早くて、知識の吸収スピード早すぎて、1周回って「自分なにもできてない」と思うタイプだった!

ウラシマ効果ってやつだね!

なんか、もう、感無量です(泣)

いつも、ゆっくり、ゆっくり、言葉をメモしていたけど。ももかのメモする手が追いつかないくらい、生き生きと自分のことを喋る田中さんの姿に。

本来の自分を思い出すと、ここまで人って変わるのか!と、驚き!

決まったルートなんてない、たった一つの物語

なんか本当は、もっと詳しく、どんな時間を過ごして、なにをやって、どんな気づきがあったか?

読者さんにもイメージしてもらえるようにしよう!と思って、この記事を書き始めたけど。

今日、べつの方にも、説明したんだけど。

あんまり、マニュアル、カリキュラムだと思ってほしくないんですよ。

「あぁ、こんな感じで進むのね」

「これって、○○療法の応用ね」

「これやったら、次はこうなるのかな」

「こんなこと学ぶんだね」

説明しようと思えば、頭で納得するような話もある。因果関係を立証するような解説とか。これやったから、こうなりましたって後付けで、いくらでも。

だけども!

予測を立てて、ゴールを決めて、そこに向かって進む。

それ、やりたくないんです。

とくに働きづらさを克服する場合は!

※起業サポート、ビジネスコンサルであれば、必要になってくるけどね

だって、それやってるから本音が見えなくなるし、自分がわからなくなるし、人が提示した成果を出そうとしちゃって、「こんなもんか」って思う結末になる。

それやって求められた成果を出せちゃうのが、生きづらい”こじらせ”HSS型HSPさんだから!!

ふたりで一緒に考えて進んできました

今回の事例も。

わたしが最初からルートを決めて、田中さんがそこについてきて、学校の勉強みたいに宿題を消化したわけじゃなくて。

ふたりで一緒に考えて。

「これって、なんでかな~?」

「このとき、どう感じたの?」

「ここに、なにが埋まってるのかな?」

そんな、ももかの疑問(好奇心)に対して、田中さんが頑張って自分のなかから言葉を絞り出して、

「じゃあ、次、なにやってみる?」

「どうしたい?」

「どこに取り組んでみたい?」

って、いちいち意思表示を余儀なくされてww

しかも、毎回のホームワークなんて、ほぼ即興で「こんなの浮かんじゃったんだけど、どう?」ってとこから、

「やっても、やらなくても、どっちでもいいよ」

「どこまでやるかも任せるよ」

「Aパターン、Bパターン、Cパターン、どれでもいいと思うけど、どれがいい?」

っていう、フリーダムww

で、実際できなくても、まったく責められないし、むしろ、できなかった間に気づいたことに、めっちゃ興味を示されて、

「なにそれ!おもしろ!なんでそう思ったの?」

「それやってるとき、どんなこと頭に浮かぶの?」

「それができたのって、どれくらいの価値?大きい?小さい?」

って、ひたすら自分のなかに答えを取りに行かされるww

そしたら今日、【つまらない君の卒業式】をして、感謝の言葉とともに、卒業証書を渡すことになった。

この意味も、背景を説明すれば第三者が理解できるだろうけど。ただの文章以上に、詰まっている物語があるので。田中さん自身の言葉として。ただ、ただ。そういうものだと受け取っていただけると嬉しいです。

これは、わたしが最初にカリキュラムを組んで、やることを決めて、「4か月で、こんな風になりましょうね」って進めてたら、辿り着かなった未来だと思うんです。

後半が楽しみです!

田中さんが感じてることを、ご自分のペースで、だれが決めた目的地でもなく、ただ自分と向き合う。

これ、わたし、なにもしてないんですよ。(あ、質問はしてる)

ただ、気持ちを整理して、言葉にするのをサポートして、即興でワークを考えて。それも実行したのは、すべて田中さんです。

そんな田中さんが歩む、たった一つの物語に同行できて、嬉しいなぁ、ありがたいなぁ。そんな気持ちです。

静かに涙を流しながら、一緒に過ごした、日記の時間

【つまらない君】と【嘘ついてるチャン】の存在が明らかになった時間

そして、残りの後半戦。

わたしも、どうなるか、わかりません。それが、田中さんの可能性だから。

最後までしっかり、同行させていただきたいと思います!

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