こんにちは、ももかですmomoka_hsphss
情報断食とは、期間を決めて生活のなかの情報を絶つことです。食事を絶つ断食の情報バージョンですね。
次々と流れ込んでくる大量の情報を一時的にストップさせると、心と時間のゆとりにつながります。
私は目まぐるしい毎日に溺れそうな感覚を覚え、自分がわからなくなったとき、初めてトライしました。
そのとき情報断食という言葉を仕入れた気もしますが、ソースは不明です。自分で勝手に作ったかもしれない。
ここで紹介するのは、私のオリジナルも含んだやり方です。
情報断食をオススメする人
情報断食は、次のような人にオススメです。
- 目まぐるしい生活に息つく暇もない人
- 相談しないと決められない人
- 選択の理由を明確にできない人
- 買い物をしてもすぐ飽きて満足できない人
- SNSやニュースアプリを毎日使っている人
- いつも検索している人
求めていることに気づく
情報を得るということは、そこに求めるものがあります。
通販アプリを見て買い物計画を立てるのが習慣になっている人は、口コミで他者の意見を求めているかもしれません。
他者の意見を求める姿勢は、普段の買い物だけでなく、人生の重大な決断にも影響しているかもしれません。
「自分で選んだ感覚が薄い」という人も、情報断食がオススメです。
買い物をしても飽きて満足できず、すぐに断捨離を始める人は、選んだ理由を明確にするのが苦手かもしれません。
なんとなく皆が取り入れているからとか。物で寂しさを埋めているとか、背景にある動機を探すきっかけになります。
情報断食のやり方
情報断食のやり方をご紹介します。
マニュアルではないので、なんとなく目安にしてもらえればなぁと思います。
まず実施期間を決めます。
最初は3日くらいで短めに設定すると挫折しにくいです。
習慣を絶つので、はじめは恐怖心や不安感との戦いになると思います。
なので、「週末1日だけ」とか、ゆるめに設定して、様子を見ながら延長するのもアリです。
1~2週間やると、得る気づきの総量も増すので、ひとつの基準にしてください。
次に、絶つ情報源を決めます。断食リストの候補はこちら↓
スマホツール
- SNS
- 動画サイト
- ネット検索
- ニュースアプリ
- 天気予報アプリ
- フリマアプリ
- 買い物系アプリ
マスメディア
- テレビ
- ラジオ
- 雑誌
オフライン
- 人に相談する
- お店のチラシを見る
エンタメ
- 読書
- 映画鑑賞
- ゲーム
習慣的に使っている情報源を振り返って、それを対象にします。普段ネットよりも読書がメインの人は、活字を絶つなど、自分でテーマを決めるのがオススメです。
習慣にしていた情報源を絶つと、思った以上に時間ができます。
空白の時間が必ずできることを頭に入れておくと、取り組みやすくなります。
代替行為を最初から用意してもいいけど、湧いてきた気持ちに従って、そのとき思いついたことを実行するのも手です。
上級編:感情を刺激するものを全て絶つ
一度挑戦して効果を実感した人は、上級編として感情を刺激するものを全て絶ってみてください。
動画サイト、映画、マンガ、小説、感動的な写真、など。
言語・非言語問わず、気持ちを変化させるものを探して、できる限り触れないようにします。
日常で浸っている感情を探す
感情を刺激するものを探して絶つことで、日常的に使っている気分を探してみましょう。
映画や小説など、気分転換で必要とする刺激は人によって好みが分かれます。
悲しい恋愛ものを見て主人公に同化し、悲観的な気分を増幅させる人もいれば、お笑い番組を見て悲しみから目をそらす人もいます。
これも情報を受けることで、なにを求めているのかを知るきっかけになります。
なぜ情報を絶つのか
情報断食は、他者の言葉を一時的に絶つことで、自分の内側から湧いてきた反応を観察する行為です。
スマホが普及して、外側から入ってくる情報が格段に増えたことは、だれもが体感していると思います。情報を受け取ったときの反応を味わう暇もなく、受動的に浴び続けているんですね。
脳内で精査し、判断し、記憶として保持し続けるか、じっくり吟味することなく、BGMのように垂れ流しているわけです。
情報源に求めていることを知る
情報断食をすると、自分がなにを求めていたのか知るきっかけになります。
情報が増えたということは、発信元が増えたとも言えます。頼りにする情報源が多様になると、取り入れるようになった背景が人それぞれ違うことに気づきます。
ある人は「テレビは昔からあって信頼できる」と思うだろうし、別の人は「SNSの方が親近感を感じる」と思うでしょう。
毎日ニュースアプリを見ている人は、「効率よく情報収集できる」と感じているかもしれません。
蓄積された言葉を味わう
私たちは、自分だけの世界で言葉を作っているわけではありません。「これは他者の言葉である」という明確な境界線を持っているわけでもありません。
自分の言葉だと思って使っているソレは、遠い昔に誰かが発した言葉をくり返し話すことで、自分の言葉として完成します。
明確な境界線はないけど、一時的に新しい情報を絶つことで、自分のなかに蓄積された言葉に意識が向きます。
食事を絶つとエネルギー燃焼スイッチが入るように、ため込んだ情報を消化する時間になります。
デジタルデトックスとの違い
デジタルデトックスと情報断食の違いは、媒体を問わない点です。
電子機器だけでなく、雑誌や書籍、人に相談する、といった他者の言葉も絶つ対象になります。
人によっては、絵や音楽といった非言語の情報が対象になる場合もあります。
情報断食の効果
知らず知らずのうちに受け取っていた情報を絶つと、日常に静けさが際立つようになるんですね。頭の静けさは心のゆとりにもつながります。
情報断食の効果(一例)
- 生活にゆとりが生まれる
- 判断基準に気づく
- 情報源に求めていたことに気づく
なぜ、その情報を欲しているのか。なんのために知りたいのか。といったことに気づきます。
頭のなかの「お喋り」に意識が向く
外側の情報を絶つと、自然と内面の思考に意識が向きます。頭のなかの「お喋り」とも言えますね。
「社会人としてニュースを知らないと、仕事できないやつだと思われる」
「楽しく会話できる人は、話題のネタを知っている」
「社会で起きていることに無頓着なのは、大人として恥ずかしい」
など。
情報を得ることで埋めたい思考に気づきます。
「必要ない」と思ったら手放す
まずは習慣的に使っている情報源を振り返ってみて、期間を決めて距離を取ってみましょう。
テレビを捨てるとか、アプリを全消しするとか、極端にやらなくても、一時的に使用をやめるだけで大丈夫です。
情報断食をしてみて、「必要なかったな」と思えたら、そのときに手放せばOKです。
できそうなところから試してみてください!