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ばば ももか
心理セラピスト
心の欠陥や問題を指摘せず、気持ちを「広く深く語るカウンセリング」が得意です。

自分を大切にして楽しく過ごす心の境界線は「自己理解」で作れます。

適応障害・摂食障害経験者
ジャガイモが好きで雨に弱い

やりたい仕事が続かず転職をくり返す人が最初に確認すること

ご相談のなかで多いのは「仕事が続かない」というテーマなんですが。

みなさん真面目で努力家で、サボらず怒られることを避け、だれよりも多く仕事をしようとする人たちです。

続かずに辞めてしまった仕事も、はじめたときは「これが私の天職だ!」みたいな希望に胸を高鳴らせて選んだものだったりします。

頑張りたいのに頑張れなかったことを悔やみ、自分の望みを叶えられない自分に対して、無力感を感じているんですね。

この記事は、そんな望んだ仕事を頑張ったけど、1~2年で限界がきて転職を繰り返している人が1番最初に確認してほしいことを伝えるものです。

テーマはストレス。これを性格タイプの考え方を使って、解説してみようと思います。

ストレス状態に気づく

転職を繰り返していると、会社の選び方とか、向いている業界や職種が間違っているんじゃないかと思いがちだけど。

1番最初にやりたいのは、ストレス状態に気づくこと。

「とっくに自覚してるわ!」と思った人も注意!実際にかかっているストレスの度合いと、本人が気づいているレベルに大きなギャップがあるんですよ。

「~~であるべき」に埋まった気持ち

なぜ実際にかかっているストレスよりも、自覚するストレスが小さくなってしまうかというと、がんばる鎧(よろい)を着ているからです。

「もっと頑張らなきゃいけない」

「私の努力不足なんだ」

「こんなことで辞めたいと言ってはいけない」

とか。

こうした心の声を打ち消すがんばるという鎧によって、本来かかっている負担を感じにくくするんです。で、がんばる鎧を手に入れた背景には、べつの気持ちが隠れていたりします。

そこには、引きこもりだった時期の自分に戻りたくないとか、ちょっと頑張ると成果が出ちゃって周りに頼るタイミングを失ってるとか、埋まっている何かがあります。

違う問題のカモフラージュ

もしかしたら、本当に向き合うべき問題をカモフラージュするために、仕事を使っているかもしれません。

だからストレスへの対処ができていけば仕事が続かないことは、そもそも問題じゃなくなるパターンもあります。

本当は「夫への当てつけで仕事してた」と気づいて、無理して働かないことにしたっていう人もいるし。その場合は、夫婦関係の問題を仕事の問題がカモフラージュしていたことになります。

仕事が続かないという問題の解決策は、必ずしも【ひとつの仕事を何十年も継続させること】ではなかったりするから。

私は苦労しなければならない

私自身、新卒で社会に出てから正社員で2回転職し、フリーランスになったりアルバイトを掛け持ちしたり、職を転々としたことがあります。

心と向き合うことを決意して本音を探ってみたら、「ガツガツ仕事したくなかった」と気づいて放心状態になりました。

翻訳すると、「私は苦労しなくちゃいけない」という自我の声ですね。

社畜レベルで働くのが当たり前だと思ってたので、その事実を受け止めるまで時間が必要でした。

私は社会不適合者

ネットの世界に多いのが、自虐ネタで「仕事が続かないから社会不適合者」っていうやつね。

何度やっても続かないと、本当そう思っちゃいますよね。

だけど、この記事を読んでいる人の場合は、適合(適応)しすぎているケースがほとんどです。詳しくは、下の記事で解説しているので、併せて確認してみてください。

参考:生きづらい原因がわからない人へ。知っておきたい「生きやすさ」に必要なこと

過剰なストレス下で起こる性格の反応

性格タイプの概念では、過剰なストレスを受けていると本来の性質がうまく機能しなくなり、本人が普段あまり使わない機能に頼りはじめると言われています。

エニアグラムでは、ストレスと成長の方向、MBTIではインザグリップ状態と呼ばれます。

たとえば、次のような現象。

本来は可能性を集めて未来を予測し、その場で起こったことに柔軟に対応していくやり方を指向する人が、ストレスによって、現在の事実だけに固執し変化を避けるようになり、「完璧な計画を立てないと行動していはいけない」と考えるようになる。

この状態が何年も続けば、周囲の人は

あの人は些細なことを気にして頭が固い

と思うようになっているかもしれません。そんな周りの反応を受けて、本人は

この会社の人たちは、なんてズボラなんだ!

とイライラして仕事に集中できなくなる、といった状況を引き起こす可能性があります。

ずっと緊急事態宣言

過剰なストレス下で起こる性格の反応は、いわば緊急事態宣言が発出されているようなものです。

いつものやり方では対処しきれないほどのストレスがかかり、厳重警戒が必要な緊急事態として対処するやり方なんですね。

イメージとしては、外の世界と接触するために、がんばる鎧を身に着けて緊急事態に抵抗し続けている感じ。

いつも気が休まらない

これは本当の自分が隠れてるという意味じゃなく。本来の自然な心のエネルギーの使い方ではなく、めちゃくちゃ労力が必要なやり方を続けているってこと。

だから、頑張って評価されるほど苦しくなるし、いつも気を張って心が休まらない感じがする。

ストレスを自覚するためのファーストアクション

がんばる鎧を脱ぐためには、ストレスを過小評価せずに自覚する必要があるんですが、いきなり感情の核心を探ろうとすると、それ自体が負担になるので。

これから始める人は、まず体のストレスを減らすところから手を付けてみましょう。

  • 十分な睡眠時間を確保する
  • 自分の体質にあう食事をする
  • 寝る前のスマホをやめる

など。

食生活では、カフェインや砂糖といった刺激物を減らすことも大事。辛すぎるもの、甘すぎるもの、味の濃いもの、みたいな体にとって負担の大きい食事は、睡眠の質にも影響するそうです。

ブルーライトが睡眠の質を下げる話は有名ですが、「寝るのが怖くて、寝落ちするまでスマホを見ている」という人は、ラジオやオーディオブックに切り替えるとか、少しずつ様子を見ながらやりましょう。

体への態度から自分の扱い方に気づく

体に対する自分の態度を通して、「自分自身をどう扱っていたのか」を意識してみます。

1日に何杯もコーヒーを飲んでいると気づいた

本当に好きで取り入れているのか?テンションが低い姿を同僚に見せてはいけないという気持ちがあるのか?

帰宅してから暴飲暴食が習慣になっていると気づいた

明日への活力になっているのか?見たくない何かを封印するための儀式なのか?

こんな感じで、鎧の内側にあるものを少しずつ探してみましょう。

鎧に触れた合図

頑張る鎧に触れた合図としては、体に力が入って胃のあたりが重たくなる感覚があると思います。

直視する覚悟ができるまで何日もかかる場合もあります。

体調不良になったり、テンションがどん底になったりする可能性もあるので、無理せず少しずつ進めましょう。

がんばる鎧に気づくこと

性格タイプの視点でいうと、どのタイプでも仕事が続かない悩みを抱える可能性があります。

「私はエニアグラムでタイプ5だから、協調性がなくて仕事が続かない」みたいに結びつけたくなっちゃうけど。

MBTIでもエニアグラムでも、本来自然と使える心の働きとは違うやり方をしていると、居心地の悪さや疲れやすさを感じるんですね。

自分のタイプを知ることで見えてくるのは、居心地の悪さや疲れやすさの背景にあるものです。

なので、向いている業界や職種、職場環境などを知るより先に、頑張る鎧を着ていると自覚すること。

やりたい仕事が続かず転職をくり返している人は、まず体のストレスを減らすために日常を意識してみる。

体への態度を通して、自分の扱い方を探るヒントを見つけると、心の声に気づくきっかけになります。

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