こんにちは、ももかですmomoka_hsphss
新しい世界や未経験のことに興味が湧いて、何度も転職してきた。
転職を決めたときは、好きなことを見つけた気がしたし、はじめた当初は「わぁ!おもしろ!」とハイになって、毎日があっという間に過ぎていく。
たいてい、どこの職場でも、上司ウケがよくて評価もしてもらえる。「まだ入って1か月!?ずっといる感じがするね~」なんて言われて、どんどん仕事も任せてもらえる。
なのに……
周りの評価や、仕事の順調さと反比例するように、時間が経つと窮屈さが出てきて、「やっぱり好きじゃないのかも」なんて考え始める。
自分のスピード感と、周りの人たちとのギャップを感じるようになって、なんだか息が詰まる感じがする。
また、ここも、ダメだったのかな。もう何社目?いい加減、落ち着きたい。
こうした葛藤は、気質の影響もありますが。
それ以上に大きいのは、「居場所を手にしてはいけない」とか「もっと苦労しなきゃいけない」という、自己肯定感の低さや愛着が影響なんですね。
未経験の仕事に飛び込むことと、その後の適応
好きで選んだ仕事なのに、いざ始めると、評価もあるのに遠ざけたくなってしまう。
たとえば好奇心旺盛で未知の経験を好むHSS型HSP気質の人は、異業種への転職が多い傾向があって、そこは気質がダイレクトに影響する部分ですね。
だれもやってない、未開の地、結果がわからない、そんな条件が揃うと、「ムリ~~」とか思いながらも、どうしても選んじゃう。
そこを無視して生活していると、目の前が真っ暗になる感じで、死んだように生きる、みたいな。
で、気づきにくいんだけど、新しい環境に適応するときに出てくる問題というのは、気質そのもの、というよりは、
成長過程で身につけた適応スタイル、思い込み、セルフイメージ、トラウマ、コンプレックス
この辺りが影響している可能性が高くなります。
もちろん、その根本には刺激をじっくり処理するHSP気質があって、変化に適応するまでに時間がかかる、っていう、もって生まれた特徴もありますが。
その特徴が、ポジティブに影響しやすい人と、ネガティブに影響しやすい人がいるのですね。
この違いが、成長過程で身につけた、ものの見方や感じ方、思考パターン、心の傷、こうした部分なんですね。
居場所を手にしてはいけない
私もずっと、仕事が続かないことで悩んでいたんですよ。
それでね、色んな観点から考えたとき、仕事も恋愛と一緒で、
- 自己評価の低さ
- 愛着形成の困難さ
- 他人軸
- 歪んだセルフイメージ
といった、心理的な部分が反映されている……と気づいたんですね。
たとえば、好きな人と両想いになったら、急に距離を置きたくなる、とか。可愛いね、優しいね、って褒められると、気持ち悪くなって逆の自分を見せたくなる、とか。
恋愛やパートナーシップで、絆を作るのが苦手っていうお悩み、あるじゃないですか?
仕事も一緒だと思ったんですね。
恋愛よりも距離は遠くなりますが、
- 人と関わる
- 自己の存在を認められる
- お互いに影響を与え合う
- 与える、受け取る
- 「好き」という気持ちを認めて表現する
みたいな、心理的な関わりあいの部分って、仕事でも発生しますよね。
そんな状況になったとき、
「居場所を手にしてはいけない」
「もっと苦労しなきゃいけない」
「楽しんではいけない」
「現状に甘んじてはいけない」
といったマイルールがあると、評価してくれる上司、受け入れてくれる同僚は、ルールを破ろうとしてくる存在になるわけです。
そして、遠ざけたくなる。
職場への愛着を形成できるか?
さいきん、私のなかで点と点が線になったこと。仕事でも愛着って大事だなぁ~って思うんですね。
職場に愛着をもつ。自分の仕事に愛着をもつ。
「守りたい」
「大切にしたい」
そんな気持ちを身体で感じて、認め、周りの反応ではなく、自分自身の判断を信じて行動する。
きっと、多くの人は、そこまで考えなくても、働けると思います。
自己肯定感の土台となる、
基本的信頼感
基本的安心感
という、いわゆる命に対する安心感をもっているからです。意識することなく、あえて言語化することなく、それこそ空気のように感じているから。
本当は、愛情たっぷりで優しくて、一生懸命な努力家さんほど。
どこかで居場所がないと思っていたり、人から傷つけられることを恐れていたり。
実は、本人も気づかないうちに、心はズタボロになっていることって、あるんですね。
仕事の選び方、続け方、といったアクションの前に。
社会に対する安心感、生きることへの安心感。人と絆を作り、素直に愛情を表現すること。そんなところを回復させると、選んだ環境に適応していく力もついていきますよ。
それでは。