こんにちは、ももかですmomoka_hsphss
人間観察、好きですか?
趣味:人間観察って言ってるひとも多いかと思います。ところが、雑談のなかで相手から

人間観察好きなんだよね
と言われて、「私も!」と反応して会話をしてみたら、「ん?なんか違くない?」と違和感があって、議論に発展する話題でもあります。
たまたま見つけた↓このツイートがまさに。
ちょっと言葉遣いがアレですが(笑)仲の良い友達に言われたんでしょうね。
人間観察が好きなひとって2タイプいるんですよ。
同じように人間が好きでも、観察のしかたには違いがあります。そして興味関心の矛先が違うので会話にもミスマッチが生まれます。
こうした違いは会話の表現だけでなく、仕事の選び方にも影響するので知っておくといいですよ。
あなたは、どちらのタイプですか?
人間観察の2タイプ
人間観察が好きなひとは、実務家タイプと研究者タイプがいます。ふたつのタイプは、興味関心の方向、観察のしかた、実際の関わり方に違いが出てきます。
この違いは仕事にも反映されるので、イメージしやすいように職業の例も並べてみました。
実務家タイプ


実務家タイプは、実際にコミュニケーションを取る目的で人間観察をします。
目の前の相手と距離を縮めたり、チームで目標を達成したり、そういった具体的な目的があって、そのための手段として人間観察があるんですね。
職業でいうと、小学校や幼稚園の先生、看護師、保育士、営業、ホテルマンなど。1対1で個人のニーズに合わせて、直接関わりながらサービスを提供するタイプ。
観察する対象
- 相手の好き嫌い、得意不得意
- 相手の今現在の体調、気分
- 私(個)が求められていること
- 住んでいるところ、家族構成、通勤・通学時間などの生活環境
など
目的
- 目の前の相手のニーズを満たす
- 心理的な距離を縮める
- 相手が嫌がることを避ける
- 相手の物理的な負担を減らす
など
職業の例を挙げたけど、もちろん組織や集団の目標も意識します。それを実現するために、1対1の個人のニーズに興味関心が向き、そこで相手の求めることを把握して、直接自分が関わる行動を優先するんですね。
人間観察の目的や方法は、より実際的です。
研究者タイプ


研究者タイプは、概念や理論を証明するために人間観察をします。
自分のなかに蓄積されたデータや、学術的に体系化された理論と擦り合わせるのが目的なので。最初に人類や人々といった大きな単位で捉え、そのなかの個人として目の前の人を観察します。
職業でいうと、大学教授、学者、研究者、分析家、講演家、セミナー講師など。1対多で、その場全体としてニーズを捉え、間接的に関わることでサービスを提供するタイプ。
観察する対象
- 行動パターンの共通性
- 自分のなかに蓄積されたデータとの差異
- 組織や集団の方向性
- その場の多数(少数)意見
など
目的
- 理論的枠組みの提供
- 社会全体で人々の理解を深める
- 個人のニーズを満たすシステムの提供
- 業界、学派、世界の橋渡しをする
など
すごい壮大な表現が並びましたね(笑)
1対多とか、人類・人々といった大きな単位で捉えたとしても、個人的な接触を避けるという意味ではありません。あと、人前で喋る方が好きとかも、関係ありません。
描いたものを実現するには1対1で関わっていく必要があるから、行動そのものは目の前の個人に向けられることが多いでしょう。
だけど、興味関心の出発点は概念です。
こうした違いは、エニアグラムの本能を知ると、より詳しく自分の性質が見えてきますよ。
会話の違和感は興味の方向
同じように「人間観察が好きだ」と自覚していても、興味の方向が違うと会話に違和感が出てくるんですよね。
言ってることはわかる気もするけど、なんか、ちがくない?ってなる。
目の前の人と距離を縮めてコミュニケーションを取り、自分がしてあげることを見つけるのが目的のひとは、観察だけして実際に関わろうとしないなんて「ひとが好きって言わない!」と思うかもしれない。
人類とか人々に意識が向き、全体の一部として自分が関わることで、個々のニーズを満たそうとするひとは、「目の前の1人だけ見るなんて自分勝手!」と思うかもしれない。
人間観察が好きなひとは、どちらに興味が向いているか意識して、自己理解を深めてみてください!