こんにちは、ももか(momohsphss)です。
さいきん回顧記事ばかり続いたので、今日は気分を変えてがっつり解説バージョンです!
- 「これがやりたい!」と思ってはじめた仕事も、ストレスで体調不良になり3年以上続かない
- 「この人と働きたい!」と胸を高鳴らせて入社するものの、働きはじめると不信感が募ってガッカリして辞める
- 気付けば職歴ばかり増えて、職場を転々としている
こんな状態のHSS型HSPさんを当ブログでは、
こじらせHSS型HSP
転職ジプシーHSS型HSP
と呼んでおります。
本来の気質の特徴がネガティブに発揮され、どんどん自分を苦しめ、働きづらい(生きづらい)
わたしも絶賛☆こじらせ&転職ジプシーでした。
いまでは、「これが好き!楽しい!わたしの仕事だ!」と思えるものに辿り着き、フリーランスでマイペースにやっています。
ここで紹介するのは、わたしが実際に取り組んだ内容になります。参考にしてください!
HSS型HSP気質の才能をポジティブに発揮させ、自分を大切に働いて人生を楽しめるようになりますよ♪
自分の扱い方を変えること
まずですね、合言葉を覚えましょう!
働き方とは自分の扱い方
こじらせて転職ジプシーになっているHSS型HSPさんは、業務スキルの問題ってほとんどないんです。
むしろ「自己肯定感の低さから、実力と不釣り合いな環境にあえて身を置き、自分を抑えることにエネルギーを使っている」のです。
本人は無自覚なんですよ。
当たり前に「これが進む道だ!」と思うんですけど、そこには小さいころから染みついたセルフイメージがあるので、そのセルフイメージを叶えるために仕事を選択するんです。
セルフイメージとは自己認識です。「自分で自分のことをどう思っているか」ですね。
- 自分がキライ
- わたしなんて、こんなもん
- これくらいのレベルが妥当だよね
と思っていると、それを証明する環境がやってくる。
とくに能力が高すぎて浮いちゃうギフテッド系の人は、ナチュラルに「こんなもん」と世界に絶望していますから、無自覚に周りのレベルに合わせに行く。
ギフテッド系の人は頭の回転が速く、1を聞いて10を知るタイプなので、理解力・学習スピードが飛びぬけてるんです。
本当は光の速さで問題を解決し、圧倒的なレベルで成果を出すことができるんですが、周りの理解が追いつかない。
こじらせた転職ジプシーHSS型HSPは、突き抜けることを恐れるので、出る杭は打つ環境にあえて身を置きます(潜在意識に刷り込まれているから、本人は無自覚です)
そうすると浦島効果で「周りよりも飲み込みが遅い」と感じるようになるんですね。
なので、まずは自分の扱い方を変えること。
人間がさいしょに学ぶ目上の人との接し方は、親との関係が大きく影響していますから。親への感情をしっかり見つめ直しましょう!
個人の境界線(バウンダリー)をしっかり作る
境界線を作るとは、「自分が何者かを定義する」ことです。どこからが自分で、どこからが他者なのか、その範囲を明確にする。
境界線は私たちを定義します。何が私であり、何が私でないのか、その範囲を明確にします。私がどこで終わり、他の人がどこから始まるのかを示します。
境界線(バウンダリーズ)
心の境界線は、主に3つあります。
- 感情的境界線
- 物理的境界線
- 時間的境界線
共感力が高いHSS型HSPは、他者の感情をコピーしやすいんですね。ミラーリングしているから、怒っている人がいると、自分も怒り出すわけです。
とある転職ジプシーHSS型HSPさん(仮名:田中さん)のエピソードがあります。
朝起きたら風邪っぽくて、とてもだるい。会社に連絡して午前休を取り、病院に行きました。
診察が終わってスマホを見ると、上司から着信履歴が。
慌てて折り返すと、冷たい口調で「ちゃんと電話出てよ。責任感もって仕事してくれなきゃ困るよ。今日は全休にするのね?」と、上司に言われました。
電話を切って帰宅しましたが、ムカムカして落ち着きません。
こっちは体調悪いのに!労いの言葉もないの!?
人間として終わってるわ
あんな上司と働くなんて、ほんと無理
さて、問題です。
このとき田中さんが感じている感情は、だれのものでしょうか?
- 上司に冷たくされた田中さんのもの
- 電話したのに出なかった部下と会話した上司のもの
どちらもあり得るけど、大事なのは「感情の所有者を突き止める意識」なんですね。
田中さんは、ももかにLINEして事情を説明したところ

それって上司の怒りが伝染してない?
と言われただけで、「あれ?なんでこんなにムカムカしてたんだろ」と、スーッと気持ちが落ち着いてきたのです。
境界線の詳しい解説は、下の記事も参考にしてくださいね。
思考・感情・体感のエネルギーバランスを調和させる
HSPは右脳が発達しているので、豊かな感受性をもっています。さらに刺激を深く処理するので、脳疲労を起こしやすいんですね。
こじらせた転職ジプシーHSS型HSPは、豊かな感受性と脳疲労をゴリゴリの思考力でカバーしようとします。
そうすると、エネルギーのバランスが崩れて、心身病みやすくなるのです!


人間には思考・感情・体感という3種類のエネルギーが備わっています。
思考:左脳
感情:右脳
体感:内臓や感覚器
この3つのエネルギーバランスが崩れると病気になるので、生活習慣を整えてリフレッシュする時間をたっぷりとりましょう。
- 偏った食事
- 浅い睡眠
- 慢性的な運動不足
このあたりを改善するだけで、だいぶメンタル安定するので。
わたしはHSS型HSPが腑に落ちたとき、それまでのHSS優位で自分にムチ打つ生活を手放そうと決めたんですね。
まさか自分が「繊細で感受性が豊かなタイプ」なんて、1ミリも思ってなかったので。HSPの方を優先して、たーーっぷりセルフケアをすることから始めました。
そのおかげで、気分転換が上手くなって。
いまではHSS全開で動きすぎたあとも、ちゃんとリカバリーできて、いきなりちゃぶ台をひっくり返すように、すべてを投げ出す自分から卒業しました。
白黒思考をゆるめる
こじらせた転職ジプシーHSS型HSPは、強力な白黒思考も特徴です。
100点の自分以外は認められない。90点取れたのに、できなかった10点が気になる。


これですね、本人は「100点目指している」って自覚がなかったりするんです。
小さいころから、ひとより上手くできちゃうので。本当はものすごい努力をしてるんですが、努力中毒になってるんですね。
もともと気質の特性で
- 新しくて珍しいことにチャレンジしたい
- 直接体験して確かめたい
- スリルがあった方が楽しめる
- 興奮する感覚(ワクワク感)が欲しい
といった傾向があるんです。
これらの性格特性を、マービン・ズッカーマンは”退屈感受性”や”新奇性探求”と呼びました。
この性格特性を生まれもった人が、環境的要因から
- 自己不信
- 対人恐怖
- 自尊心の低下
こうした心理状態になると、いくら努力しても自分を認めることができなくなるのです。
仕事には、自分の扱い方が反映されます。
「人はいつか離れていく」
「わたしは仲間外れにされる」
「失敗すると怒られる」
「できないと恥ずかしい」
など
強迫観念があると、ちょっとしたミスで激しく自分を責めて、全部を投げ出してしまうんですね(泣)
ちなみに
これ読んでピンと来ない人ほど
努力中毒になってますよ!!
中毒なので、もう「適量」がわからなくなっているのです。
こう言うと
妥協や甘えを受け入れろってこと?
そんなことしたら溶けてなくなっちゃうよ?
なんて思うかもだけど。努力をやめるのではなく、やり方を変えるの!


努力には2種類あります。
- 幸せに向かう努力
- 孤独に向かう努力
適切な努力であれば、幸せに向かうことができます。
ところが、自己否定から始まる努力は孤独に向かうのです。やればやるほど、動けば動くほど。自分の首を締め続けるのです。
少しずつでいいので、白黒思考をゆるめていきましょ。
過去のトラウマ、挫折の記憶をしっかり癒す
総じて、こじらせ転職ジプシーHSS型HSPの解決策は、能力以外のところにあります。
わたしが借金200万してお金に困っていたとき、金持ち父さんの言葉にハッとしたんですね。
いままでより多くのお金が手に入ったからといって、お金に関する問題が解決するとは限らない。
恐怖と欲望をコントロールする方法を学ばず、金持ちになっても、金をたくさんもらえる奴隷になっただけで、奴隷に変わりない
金持ち父さん貧乏父さん
自分たちの消費癖が収入を増やす必要性を生み出していることに気づかない
自分がすでに持っているお金をどのように使うか、その選択の仕方が問題で
お金に困っている本当の原因がそこであることに気づかない
金持ち父さん貧乏父さん
これ仕事も同じなんですよ。
いまの仕事を変えたからといって、仕事に関する問題が解決するとは限らない。
自分をどんな人間だと思っていて、どう扱っているかが問題で、その根源はトラウマや挫折の記憶にある。
未来を良くしたいなら、過去としっかり向き合うこと。
マズローの欲求階層でみると、下位欲求を満たしてから、上位欲求が満たされるんです。




「社会はわたしを傷つける怖いところだ」
「大人は本当のわたしを見てくれない」
「人はいつか離れて、わたしはひとりになる」
潜在意識でこうした恐怖・不安がある状態で社会に出ると、いつも傷つかないように自分を守ることにエネルギーを使っていることになります。
なので、未来を良くしたいなら、過去としっかり向き合うこと。


働くことで、だれに、どんな言葉をかけてほしいのか?
仕事を通して、なにを証明しようとしているのか?
人との関わり方に、どんな恐怖が潜んでいるか?
こんな視点で自分を振り返ってみてください。
人間の社会適応パターンは7才までに完成すると言われてるので、幼稚園・保育園といった、「はじめて家族以外の社会に参加したとき」を思い出すと、根源的な欲求がわかりますよ。
自分を大切に働いて人生楽しもう!
今回はメンタル的な部分を中心に、HSS型HSPが自分らしく働いて人生楽しむTODOをご紹介しました。
まとめますね。
- 自分の扱い方を変える
- 個人の境界線(バウンダリー)をしっかり作る
- 思考・感情・体感のエネルギーバランスを調和させる
- 白黒思考をゆるめる
- 過去のトラウマ、挫折の記憶をしっかり癒す
ここに取り組んだうえで、過去の経歴からモチベーションの源泉を掘り下げたり、気持ちが動く瞬間を観察したりすると、とっちらかった経歴が強みに変わります☆
よかったら参考にしてください!