前編はこちら⇒「余計なことしないで」と患者さんに怒られた医療事務HSS型HSPのフリーランスチャレンジ【前編】
小さいころから好きで続けていた手芸よりも、苦労して克服した健康ネタが「熱量高く語れる」ことに気づいたMさん。
セッションの時間、経験したことを一通り話していると
カタカタカタカタカタ……
どの病院に行っても「原因不明」と言われ
漢方の先生に直接指導いただき、奇跡的に克服することができました
体の仕組みを知ることに興味が湧き、現在は……などを生活に取り入れ…

プロフィールできたよ~
ブログ書くなら、カテゴリーは…カタカタカタカタカタ……
カテゴリー例
1)□□□
2)●●●
3)▲▲▲



こんな感じかなぁ~どお?ワクワクする?
画面共有された資料を見たMさんは
えっ!?
なんかすごい専門家っぽい!
わたしの経験って、こんな風にまとめられるんだ!
やってみようかな!
こうしてMさんのチャレンジはブログの発信へ移っていきました。
ところが!!!
ここから3つの壁がMさんの前に立ちはだかるのです!
それがコチラ↓
- 「専門家&自己満ブロック」の壁
- 本当は働きたくなかった「親ブロック」の壁
- 「決断」の壁
1)「専門家&自己満ブロック」の壁
さっそくブログを書き始めたMさん。
ももかのアイディアを参考にしながら、800文字~1000文字くらいのボリュームをキープしつつ、10記事サラッと更新しました。
ずっと調べていたことだし、ネタはどんどん出てくるな~。いいね、PV、意外と反応あるんだな~。
でも……本当にこれでいいの?
特別な資格をもってる専門家じゃないし。間違ったこと書いて迷惑かけたらどうしよ。自己満で自分のために調べていただけだし。
「いいね」がついたのは嬉しいけど、
ときめき♡キュンキュン♡
わーい!楽しい!
っていうテンションじゃないなぁ…
う~ん、これで仕事にするイメージ湧かないなぁ。どうやって商品作るんだろう?
書けるけど、なんか「めんどくさい」
自分で好き勝手やるのと、人に伝えることを意識してアウトプットするのでは、やっぱり視点が違うんだな~。
専門家&自己満ブロックの壁により、Mさんのブログを書く手が止まった瞬間でした。
私にできることないよな
自信ない
ちゃんとした専門資格をもっていれば話聞いてもらえるの?
でも資格取るって時間もお金もかかるし…
そんな言葉が浮かんできます。
こんなものでいいの?
これを「やりたい」にしていいの?
私レベルが…専門家じゃないし…
ひとつのことを極められない私が専門家として発信するなんて…
2)本当は働きたくなかった「親ブロック」の壁
自分に足りないのは【自信】だと気づいたMさん。



これまで健康の話をして、どんな人に伝えて、どんなリアクションが返ってきたとき「話して良かった!」って感じた?
- どんな人が
- どうなれるのか
- そのために何ができるのか
と考えたとき、Mさんの頭の中には、いつも家族の存在が浮かんできました。
「母が不安になりやすくて、いつもアドバイスしています」
「妹は自己主張激しいので、タイミングを見て本人が受け取れそうなときに情報だけ渡します」
友達にもオタクのように語ることもあるけど。それ以上に、Mさんにとって両親ときょうだいの存在が大きかったのです。
ずっと実家暮らしで、一人暮らしの経験がないことも引け目に感じていたMさんは、
自分で稼いで、実家を出て、自由な生活を送るんだ!
と、ずーーっと目標にしていたのです。
なのに。。。
家族から離れようと思うのに、なぜか頭のなかでは「家族にしてあげたいこと」が出てくるのです。
もう方向性がわからない
私はどうしたいの?



Mさん、あのね、厳しい言葉になっちゃうけど。
その答えは自分で見つけるしかないんだよ。
ここで、わたしがアレコレ行動プランを提案することもできるけど。それだと会社員マインドから抜け出すのが難しいのね。
いま必要なのは気持ちと向き合うことだと思う。
どうかな?作業が全部止まってもいいから、しばらく気持ちの整理の時間にしない?
考えたことは、明確な結論じゃなくても。いつでもLINEで送ってくれていいからね。
そんな…ももかさんなら…バシッと確かな答えを言ってくれると思ってたのに…
そっか。これは自分との戦いなんだ。どうしたいのか自分の本音と向き合うときなんだ。
こうしてMさんは、本音の本音の本音の本音を、深く、ふかぁ~く、探求することにしました。
そして気づいたのです。
- 小さいころ両親がお金のことで夫婦喧嘩をしていたこと
- 生活費を入れずに使ってしまう父親
- そんな父親の愚痴をこぼす母親
- 母親から「家のことは気にしないで」と言われたこと
- 母親を助けるために、妹たちの学費を出してあげたこと
- 仕事してからも給料の半分は家に入れていたこと
お金稼ぐと家族に取られる
お金は喧嘩の原因になる
仕事しないとお母さんが悲しむ
私が働いてお金稼ぐから
お母さん、悲しい顔しないで
お父さん、もっと家族を大事にして
お願いだから
みんな楽しそうに笑っていて
お父さんも、妹も頼りにならない!
私が稼げばいいんでしょ!
なんで、いつも私ばかり我慢しないといけないの?
長女だから?お姉ちゃんだから?
もう疲れたよ
私…本当は働きたくなかったんだ…
3)「決断」の壁
Mさんは逃げずにアウトプットすると決めて、本音に気づくたびに、ももかにLINEで報告しました。
「私、本当は働きたくなかったみたいです。」



そっかぁ、家族のためにがんばってきたんだね。
そりゃ、好きなことしようと思うと「お金取られる」って考えちゃうよね。
お母さんの言葉もずっと頭に残ってたんだね。
(泣)(泣)(泣)
そんなやり取りが2か月ほど続き、Mさんは「本当に夢中になること」について考えるようになっていました。
この時期、親戚が相次いで入院したり、恩師から余命宣告された連絡が来たり。Mさんの変化を試すようなできごとが次々に起こりました。
そしてMさんは命について強く意識するようになり、
「生きてるんだから、自分の気持ちに素直に、やりたいことやろう!」
と、魂の叫びを受け取ったのです。
ここでMさんは、第3の壁「決断」を乗り越えたのです!
だれかに「やれ」と強制されたわけじゃない
やっても、やらなくても、どっちでもいい
やったからといって仕事として成立することが保証されているわけでもない
100%確実に稼げるとも言い切れない(可能性はゼロではない)
それでも「やる」と決める
あぁ、そっか。
私は30年以上生きてきて、本当の意味で「自分で決める」という経験をしていなかった。
自分で決めているようで、いつも他人の評価ありきで。
- 提案されたからやる
- 前例があるからやる
- 「できるよ」って言われたからやる
そんな選び方をしてきたんだ。
でも、私は変わるんだ!どうなるかわからないけど。
やっぱり、何度も何度も、迷うたびに目の前に出てくるのは、東洋医学や漢方のこと。
本当は本気になりたかった。自分を信じて進んでみたかった。でも、いろいろ理由をつけて避けていた。
もっと違う道があると思って、散々逃げ回っていたけど。この道を進んでみよう。
わたしらしい活動をマイペースに開始
こうして3つの壁を乗り越えたMさんは、マイペースに活動をスタートさせました。
いきなり「稼ごう!仕事にしよう!」と意気込むと、また自分を追い込んで無理をしちゃうかもしれないから。
できる範囲でコツコツと、ブログを更新しながら、専門家としてスキルアップする方法を探しはじめました。
資格を取ることも視野に入れながら、【わたしらしい活動】をスタートさせたのです。
後日いただいた感想がこちら↓
気質を知ってからも2年以上自分の本当の気持ちに気付かず、同じところ(仕事の悩み)をグルグルしていたのが、ももかさんにサポートをお願いして半年未満でこんなに目の前が開けたことに改めて感謝します。
挑戦することには勇気を要しましたが、あの時サポートを受けると決断して良かったです。
今のわたしができること、色々あるじゃん!と思えるようになり「やりたいことも、やってみたいこともたくさんあって、人生楽しいかも!」という気持ちです。
今後失敗も挫折もするでしょうし、まだまだこれからなんですが(笑)
やりたいと思うことを自分で決断してやっていく、という一見当たり前のことに希望を感じています。
内面、土台、想いの根源、そうした部分を見直して整えることが、行動して結果を出す以前に必要なことだというのを、わたしと同じくちょっとこじらせた方(笑)へ
ももかさんのブログを通して伝わったら、わたしも嬉しいです。
今回Mさんの話をしたのは、多くの人が通る3つの壁を伝えたかったから。
決して、Mさんのダメだしが目的じゃないからね!
というか、Mさんは、いちばん大事で、いちばん軽視されがちな土台を作ったのです。めちゃがんばったのです。
笑ってごまかす癖があったけど。
自分のなかにあるドロドロした本音を向き合って、悔しくなって、ポロポロ涙したときから、Mさんの生命力が息を吹き返したんですね。
わたしは、こういう【生き様】が先にあって、それを実現する手段として【働き方】があると思っているので。
突貫工事で、不信感満載のなか
商品できました!
集客しました!
ファーストキャッシュ得ました!
みたいな結果だけ追い求めるんじゃなくて。
自分との絆を深めて、人と関わる安心感を育んだうえで、幸せになる起業をお手伝いしたいんです。
だから、外から見ると「止まっている」と思えるような、気持ちと向き合う時間も大切。
もちろん結果を出すのも大事だし、回収することも考えなきゃいけない。そのために集中して行動量を増やす時期も必要。
どっちか、じゃなくて両方ね。
それでも最終的には、Mさんの周りに集まるのって「人の痛みがわかるお客さま」だと思うんですよ。
1歩進んだMさんだからこそ、【専門家としてのスキルアップ】という、つぎの課題が見つかった。それだけです。
そんな1歩踏み出す時期に携わることができて良かったです。
ありがとうございました♪