こんにちは、ももかですmomohsphss
このブログでは、生まれ持った気質を活かしきれず、生きづらさを抱えているHSS型HSPを”こじらせHSS型HSP”と呼んでいます。
なんとなく思いついた造語なんですが、けっこう気に入っていて、頻繁に登場するので。
ももか語辞典のひとつとして、こちらの記事で解説しますね!
まずはチェックリストで、あなたの”こじらせ度”を確認してみましょう。
今回のチェックリストは、本質的な輝きと、こじらせた場合の現象を並べているので。
本来の気質の特徴が発揮できたときの姿もイメージしながら読んでいただくのがオススメです。
HSS型HSPのなかでも「ギフテッド」の傾向が強い人は、より複雑な要素が絡んで、自己否定にはしったり、自分を見失いがちです。
ギフテッドチェックリストでご自身の傾向を確認してみてください!
こじらせHSS型HSPチェックリスト
人間関係
本質的な輝き
- 自然と相手の要望を察知して動く
- 複数人で過ごすときは全体最適を考える
- 会話の微妙な空気を察して盛り上げる
- 言葉にできない本音に気づいてフォローする
こじらせ
- 初対面で一気に仲良くなったけど、親密になると急に関わり方がわからなくなる
- あとから「余計なことした」と激しく自分を責める
- 苦手な人ほど気に入られようとご機嫌取りをしてしまう
- とつぜん関係をリセットしたくなる(人間関係リセット症候群)
- 自分から好きになったのに、相手の好意がわかると気持ち悪さを感じる(蛙化現象)
仕事
本質的な輝き
- 未経験のこと、他の人が興味ないこと、追求できそうなことを見つけるとワクワクする
- リスクがある方が興味をそそられる
- ほかの人よりも評価を得るのが早い
- 上司やお客様の要望に沿った(もしくはそれ以上の)動きができる
こじらせ
- やりたいことを選んでいるはずなのに転職をくり返す
- 休むことに罪悪感がある
- 1日の終わりに動けなくなってグッタリしている
- 職場に愛着が湧きにくい
- 燃え尽きを感じやすい
自己評価・セルフイメージ
本質的な輝き
- 正義感が強く弱い立場の人を助けることに喜びを感じる
- 忙しく動き回っている自分が好き
- ガンガン仕組み作りをしていると「悦」に浸れる
- 未開の地を切り開くスリルは嫌いじゃない
- どんな状態でも自分の選んだ道を信じて突き進む
- 「自分なら大丈夫」という自信がある
こじらせ
- 人の目を気にしすぎる自分を激しく責める
- 繊細、傷つきやすいと言われてもピンと来ない(人から言われることもあるが自分ではピンとこない)
- 落ち込んでいる姿を見せることに抵抗を感じる
- どこか集団に馴染めない感覚をずっと持っている
- 自分のことを話すのは恥ずかしいことだと思う
親子関係
本質的な輝き
- 親と適度な距離感で接することができる
- 親の顔色に左右されず自分で決断することができる
- 等身大の親を尊重して、受け入れる
こじらせ
- 大人の期待値をコントロールする態度を取る
- 親に対して「人間だから色々ある」と言い聞かせる
- 幼いころから大人は頼れないと感じて無意識に諦めてる
- 「自分の要望は受け入れられない」という前提がある
このチェックリストは、わたしに興味をもって来てくれたHSS型HSPをもとに書いてるので、すべてを表現しているわけじゃないけど。
それを踏まえて”こじらせHSS型HSP”に共通しているのは、
小さいころから相手の顔色を伺って、集団に馴染めるように、仲間外れにならないように、他者や環境にあわせることを学んでいる。
「いつも嘘をついてる気がする」とおっしゃった人もいます。
気質を「こじらせる」って、どういうこと?
気質を「こじらせる」とは、もって生まれた本来の自分を否定し、周りに合わせすぎて、仕事や人間関係に支障が出ている状態です。
人間の内面は、生まれ持った気質と、成長過程で身についた人格が、相互に影響しあっていると言われています。
- 性格/気質=character(キャラクター)
-
「刻み込まれたもの」という意味
生まれもったもので生涯変わらない
行動だけでは判断しにくい
- 人格=personality(パーソナリティ)
-
ラテン語のペルソナ(舞台で身につける仮面)が語源
環境の影響によって変化しやすい
行動面で観察しやすい

つまりHSS型HSP気質というのは、花の種のようなものです。
この種を育てて、花を咲かせるには、栄養豊富な土、適度な光と水、といった環境を整える必要があります。
同じ種でも、干からびた土、風通しが悪くて薄暗い部屋、みたいな環境にいれば、キレイに花を咲かせることが難しくなります。
気質をこじらせると出てくる悩み
気質を「こじらせる」と、実際的な問題となって表面化してきます。
問題というと、トラブルを連想するけど、なにも起こらないのも問題のひとつです。
普通に生活していれば、人とすれ違うこともあるし、傷つくし、後悔することもあります。
なので、
- なにも感じない
- まったく心が動かない
というのも、人間味が希薄になっている点で、なにかしら埋まっている可能性があるんですよね。
水面下で起こる潜在的な悩み
下のリストは、HSS型HSPあるある&悩み15選で紹介したものの一部です。
これは水面下で起こる潜在的な悩みで、「心を動かすことに抵抗感がある」という、こじらせ状態と言えます。
- 悩んでいることが人に伝わらない気がする
- とくべつ嫌われないけど、そんな仲良くもならない
- 大きな失敗も成功もせず、人生の達成感がない
- 自分の発言や行動に自信がもてない
- 本当の自分はだれも理解していない気がする
- 人前で落ち込んだ姿を見せられない
自覚のある顕在的な悩み
一方で、わかりやすく問題として表面化すると、「どうにかしなきゃ」と具体的に動きたくなる、顕在的な悩みになります。
- 借金する(お金が回らなくなる)
- 二次的な影響として精神疾患
- 恋愛トラブル
- 夫婦喧嘩などのトラブル
- 自分自身に振り回されて疲れる
- 気持ちがコロコロ変わって安定しない
- 心を開いて人と信頼関係を築けない
- 一定期間が過ぎると次に目移りしてしまう
「こじらせ」から脱却すると、自分らしく過ごす毎日が加速する!
こじらせ状態から脱却すると、軽やかに動けるようになり「なんか上手くいっちゃう♪」そんな現象が増えます。
仕事も人間関係も、どんどん心地よくなる。抽象的なのだけど、人生の充実感が増すんですよね。
ここでは、本質的な輝きを発揮するポイントを3つに絞ってご紹介しますね。
- 生活習慣を見直す
- トラウマ・コンプレックス・考え方の癖に取り組む
- 生身の人間相手に自己表現する
生活習慣を見直す
HSPであることに気づくと「自分を大切にしたい」と思う人も多いです。
なにから始めればいいの?と思ったら、まずはストレスフルな生活習慣を見直しましょう。
些細な刺激に強く反応するHSPは、普通に生活していて体力・気力を消耗しやすいです。
カフェインや砂糖、添加物など食べ物の刺激に影響を受けやすかったり、神経が高ぶって睡眠の質が悪くなったり。
HSSは自分に繊細な面があると知らずに、適切なダウンタイムを取らずに動き続けている傾向もあります。
静かな場所でひとりになれる時間を定期的に取りましょう。
心の傷に取り組む
体のケアを進めつつ、心のケアにも取り組んでいきましょう。
先天的な内面の特徴(気質)は、後天的に身につける感情・思考の傾向に影響を与えます。
トラウマ、コンプレックス、考え方の癖など、根深く埋まった負のパターンを紐解いて、違った角度から捉えられるようにしていきます。
心を動かすことに抵抗があるサイン
高い共感力や両極端な二面性をもつ人は、生きづらさも複雑に絡まっていて、自分を責めがちなんですね。
次のような傾向がある場合、過去に受けた心の傷をしっかり癒していく必要があります。
- 自分に意識を向けると体がこわばる
- 自分の気持ちに触れないようにする
- 「あなたはどう思う?」と聞かれると頭が真っ白になる
- ストレスを小さく見積もる
- 強い刺激を求める
- 人、行為、物質に依存する(苦しいのに離れられない)
生身の人間相手に自己表現する
やっぱりね、生きづらさって、人との関わりのなかで蓄積されるんですよね。
日記を書く習慣がある人も多いんですが、総合的な効果として
話す >>> 書く
です
このとき思考ではなく、感情ベースで話すことが大事。
そのためには、ちょっと怖いけど、生身の人間相手に気持ちを伝える練習も必要になってきます。
こじらせHSS型HSPから脱出して、本質的な輝きを全開放できるようにしていきましょう!