こじらせHSS型HSP女子とは、生まれ持った気質の特徴を活かしきれず、生きづらさを抱えている状態のHSS型HSPさんのことです。
ジェンダーフリーの時代ですが、語感がいいので”女子”と入れてます。
あと、私自身が性自認”女子”なので…自分のことを指した言葉でもあるので、使っております。
なんとなく思いついた造語なんですが、けっこう気に入っていて、ブログ記事でも頻繁に登場するので。
ももか語辞典のひとつとして、こちらの記事で解説しますね!
気質を「こじらせる」って、どういうこと?
気質を「こじらせる」とは、もって生まれた性格の特徴を否定し、周りに合わせすぎて、仕事や人間関係に支障が出ている状態です。
一般的に使われる【性格】とは、生まれ持った「気質」と、成長過程で身についた「人格」が、相互に影響しあっていると言われています。
つまりHSS型HSP気質というのは、花の種のようなものです。
この種を育てて、花を咲かせるには、栄養豊富な土、適度な光と水、といった環境を整える必要があります。
同じ種でも、干からびた土、風通しが悪くて薄暗い部屋、みたいな環境にいれば、キレイに花を咲かせることが難しくなります。
なのだけど!!
HSS型HSPという種(気質)を持つ人は、幼少期の家庭環境や、思春期の社会経験など、成長するプロセスで、どうしても、環境に自分を合わせに行く傾向があるんですよね……
干からびた土でも、風通しが悪くて薄暗い部屋でも
「私の花が咲かないのは、努力が足りないからだわ!」
「いまの場所で咲くには、どうしたらいいの?」
と考えて、なんとか芽が出るレベルまで、持って行けちゃうんです。
そうすると、自己評価が低いことも、本当は欠乏感をもっていることも、「なんとか社会という環境に馴染めている」という事実に覆いかぶさって、見えなくなるんですね。
これが【かくれ繊細さん】と呼ばれる、ひとつの理由です。
実は、周りの環境、受ける刺激に、ひといちばい繊細で、感情豊かで、小さなことにも敏感に気づくのですが。
その特徴を、周りの期待や、その場の正解に合わせることに、全力を注いでおり、なんだか人生のボタンを掛け違えてる感じがする。
気質を「こじらせる」と出てくる悩み
気質を「こじらせる」と、実際的な問題となって表面化してきます。
問題というと、トラブルを連想するけど、なにも起こらないのも問題のひとつです。
普通に生活していれば、人とすれ違うこともあるし、傷つくし、後悔することもあります。
なので、「なにも感じない」「まったく心が動かない」というのも、人間味が希薄になっている点で、なにかしら埋まっている可能性があるんですよね。
下のリストは、HSS型HSPあるある&悩み15選で紹介したものの一部ですが、これは「心を動かすことに抵抗感がある」という、こじらせ状態と言えます。
- 悩んでいることが人に伝わらない気がする
- とくべつ嫌われないけど、そんな仲良くもならない
- 大きな失敗も成功もせず、人生の達成感がない
- 発言や行動へのトラウマがある
- 本当の自分はだれも理解していない気がする
- 人前で落ち込んだ姿を見せられない
一方で、わかりやすく【問題】として表面化するケースであれば、
- 借金する
- 二次的な影響として精神疾患
- 恋愛が上手くいかない
- 夫婦生活ですれ違ってギスギスする
- 自分自身に振り回されている気がする
- 気持ちがコロコロ変わって安定しない
- 心を開いて人と信頼関係を築けない
- 一定期間が過ぎると次に目移りしてしまう
などなど。
「こじらせ」から脱却すると、自分らしく過ごす毎日が加速する!
こじらせ状態から脱却すると、「なんか上手くいっちゃう♪」そんな現象が増えます。
仕事も人間関係も、どんどん心地よくなる。抽象的なのだけど、人生の充実感が増すんですよね。
自分らしく過ごす毎日が加速していきます!
そのためには、まず自分の「繊細さ」「弱点」を素直に受け入れること。
- 堂々とできないことを人前で宣言する
- 人前で泣いてみる
- 傷ついてることを認める
- 気持ちで流されやすいと自覚する
- 実は気にしぃな面がある自分を可愛がる
こんな感じで。
HSS型HSPの生きづらさは、どうにか社会に溶け込めて、なんなら人並み以上に評価が高かったり、「それなりの人生送って来た」と思える部分にありますから。
そうじゃない側面を、しっかり見つめて、どんな自分も可愛がってあげられると、もっともっと毎日が輝きだしますよ!