HSPの現実的な適職とは?適職診断の落とし穴

ブログのアクセス解析を見ていたら、【HSP 現実的な適職】というキーワードを見つけました。

きっと【HSP 適職】で調べても、いまいちピンとこなくて「現実的な話をしてくれよ」って感じで検索したのかな?と思っています。

HSPに限らずだけど、ネットには適職を教えてくれるサイトがたくさんあります。それにも関わらず、欲しい答えが見つからないのは不思議な現象ですよね。

私は仕事が続かなくて、姉に「自分の選択に自信がないから、代わりに決めて」とお願いしたことがあります。何度も適職を調べた経験もあります。

いま性格タイプ論を扱うようになって気づいたのは、実は適職診断って、大きな落とし穴があるんです。

Twitterで簡単に説明したんですが、ブログで詳しく解説していきます!

適職診断が教えてくれること

仕事選びに迷ったとき、適職診断をする人が多いと思うんですね。診断までいかなくても、業種羅列系の記事とか、よく見るじゃないですか。

「○○の傾向がある人に向いている職業は、教師、カウンセラー、エンジニア、営業、看護師です」こんなやつです。

そこには、ちゃんと理由も書かれて言います。

「あなたは、面倒見がよく、細かいことに気がつき、協力してタスクを遂行するのが得意な人です。だから、こんな仕事が向ています。」

こうした説明が教えてくれるのは、

  • what(なにを)
  • where(どこで)

というものです。つまり、

  • なんの仕事を
  • どういう規模感で
  • どんな社風で

みたいな部分ですね。

ん?それ以外に何が必要なの?と思ったかもしれませんが。実は、大事なことが抜けています。

適職診断の落とし穴

適職診断では、個人に依存するようなことは言及できません。

  • why(なぜ)
  • How(どうやって)
  • who(どんな人と)

こうした基準は、仕事を選ぶ本人、もしくは個々の職場環境によって差が大きく、一方通行で結果を提示するような適職診断では表現できない部分なんですね。

業種羅列系の記事も、「○○なタイプの人は、××といったやり方が向いているよ」と書くんですが、それは広く一般化して全体的な傾向の話です。

ここが落とし穴です。

適職診断や業種羅列系の記事がダメだっていう話じゃなくて。むしろ、活用できる人と活用できない人に分かれるということです。

適職診断の活用方法

適職診断は、才能を使う場所を選ぶ指針になるものです。でも実は、才能を「もつ/自覚する/使う」これら全て別物です。

「あなたの才能が発揮できる職業はコチラです」と言われて、「はい、そうですか。」となるには、才能を持つことを自分に許可できる土台が必要なんですね。

べつに自信過剰なナルシストになれってわけじゃなくて。

自分の能力と適度に距離を取りつつ、働くことへの抵抗感があっても飲み込まれることなく、現実の状況とバランスを取って選択する。

この状態で適職診断にwhatとwhereを提示してもらうと、決断のサポートになるので有効活用できます。

逆に、才能を持つことを自分に許可できていないと、適職診断をしても有効活用するのが難しいんですよね。

なにかメンタルブロックがあったり、働くことにトラウマがあったり。

「~してはいけない」

「~すべきだ」

みたいな自我の声が強い場合も、業種を羅列されたところでピンと来ない可能性が高いです。もしくは、こうした精神状態じゃなくても、単純にタイミングではない場合もありますね。

この場合は、有効活用できる状態にもっていく必要があります。

参考:才能を「もつ/自覚する/使う」この3つの違いは、下の記事で詳しく解説しています。

HSPの現実的な適職とは

ここまでの話を踏まえて、どうしたらHSPの現実的な適職が見つかるでしょうか?

私の答えは、「あなたの適職を見つけること」になります。

HSPの興味の向きやすいジャンルに傾向があったとしても、現実的には、どの業界でもHSPは存在します。何が違うのかといえば、whyやHowの部分です。

たとえば、建築会社でAさんとBさんが働いていたとします。

体力勝負だし、頑固な親方とのコミュニケーションにも気を使うことが多い業務です。ふたりとも仕事にやりがいを感じ、評価も高いとしたら、どちらも「自分は建築の仕事に向いている」と思うかもしれませんね。

では、

  • なぜ、その仕事を選んだのか?
  • どうやって業務を進めているのか?

といった部分は、おそらく違うはずです。

Aさんは、

この仕事は、給料が高いし、家から近いので選びました。
親が建築士で小さいころから仕事している姿を見てきたし。自然と選んでましたね。

と言うかもしれません。Bさんは、

この仕事は、みんなでゼロから新しいものを創り出すところに魅力を感じて選びました。
テレビのリフォーム番組で感動して、やりたいって思ったんです。

と言うかもしれません。これはwhy(なぜ)。つまり、動機の部分です。

同じように建築会社で働いているAさんとBさんですが、動機の部分は異なります。ここは一人ひとり違うので、適職診断では表現できない大事なところなんですよね。

AさんとBさんを、HSPと非HSPに置き換えて考えてみてください。whatやwehreの部分は、すでに世の中に存在していて、だれでもアクセスできる情報になるので、第三者でもアドバイスできます。

だけど、whyやHowの部分は、内面的な部分になるので、自分自身で掘り起こす必要があるんですね。そこを整理できると、現実的な適職が見えてきます。

「やりたいことがわかんないから、できることを教えてほしいんだよ!」と思うかもしれません。そういう場合こそ、やるべきはwhyやHowの掘り起こしです。

目標設定の傾向も把握しておく

さらに、自分自身の目標設定の傾向を把握しておくと、選択肢が現実的なものに近づきます。

HSPに限らず、すべての人に言えるんですが。なにか取り組むとき、次の2パターンいるんですよね。

  • Max見積もり派(高く設定しがち)
  • Minimum見積もり派(低く設定しがち)

Max見積もり派は、「もっとできる」と考えやすい人です。Minimum見積もり派は、「私には難しそう」と考えやすい人です。

HSPでも成長の方向にいる人は、自分の能力の使いどころを現実的に選ぶことができます。一方で、同じHSPでも気質の特徴がネガティブな方向に出ている人は、現実と乖離した選択をしがちです。

なので、まずは自己理解。そのために、自分自身の目標設定の傾向を把握して、これまでの行動パターンを振り返る必要があるんですね。

転職をくり返している人は、適職を知る前に、成長の方向にいるのか?気質の特徴がネガティブに出ていないか?を確認してみてください。

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