こんにちは、ももかです。
HSPは人口の20%、HSS型HSPは人口の6%に存在すると言われています。先天的な気質なので病気ではありません。
という説明は、色んなところで見聞きしますが。気質について誤解している人も多いので、改めて説明したいと思います。
気質というのは、遺伝的・生物学的な一般的傾向です。英語ではキャラクターと呼びます。
私たちの内面は、もって生まれた気質の特徴を核にして、成長の過程で身につけた「ものの見方・感じ方」のパターンによって形成されています。

この成長過程で身につけた部分のことを英語ではパーソナリティと呼びます。パーソナリティはペルソナ(仮面)が語源なんですね。
舞台のうえで役割を演じるために身につけるので、パーソナリティは役割性格とも呼ばれています。
気質(キャラクター)と役割性格(パーソナリティ)のギャップが大きくなってしまうと、
- 仕事
- お金
- 対人関係
- 体調
といった日常生活にも影響を及ぼします。
HSPは自分を知るために使う「こころの地図」
HSPに対しては、いろんな立場の人が、それぞれの価値観で扱っていると思いますが。
私の場合は、HSPやエンパスは自分を知るために使う「こころの地図」だと思っているんですね。
HSPやエンパスという概念、知識を得ることで、自分を解明するためのガイドを得る。
「こうなりたい」と思った自分自身、「こんな生活がしたい」と思ったライフスタイル、そんな望みを実現するために考え方を使う。
さらに地図は、自分自身の現在地や周りの風景など、全体のなかで、自分がどこにいるか?も教えてくれます。
HSPの考え方をつかって自己理解を深めると、自然と他者理解も進んでいきます。そうすると、チームや集団のなかで、だれが、どんなポジションにいるのか?というのも見えてきます。
こうした一連のプロセスのなかで、
- 心の傷が癒される
- 生きる安心感が生まれる
- 人と関わる緊張感が弱まる
といった心の変化が生まれ、生きやすさに繋がっていくんですね。
HSPは私じゃない
9つの性格類型であるエニアグラムでは、リソ&ハドソンという2人の心理学者が有名です。
彼らは「私たちは性格そのものではない」と言っているんですね。私はHSPも同じだと思っています。
私はHSPだけど、HSPは私じゃない

は??????
そうだね、わかりにくいね。大丈夫、すぐにピンとくるものじゃない、とわかって説明しています<(_ _)>
HSPという名前は、同じような性質をもつ人を囲って分類しただけのものです。「あなた」そのもの、ではないのです。
枠組みを使って、枠組みから解放する
「あなた」という世界でたった一人の人間を
HSP HSS型HSP HSE
エンパス 逆エンパス
という枠組みに押し込めるのではなく、すでに押し込まれている枠組みから解放するために。
気質・性格という指針を使って心の動きを知ることで、お互いの良さ、魅力、能力、課題、などに気づいていく。
私は、そんな使い方をしています。
きっと、すぐには腹落ちしない部分もあると思います。なんとなくでも、頭の片隅に置いてもらえたら嬉しいです♪
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