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ばば ももか
心理セラピスト
心の欠陥や問題を指摘せず、気持ちを「広く深く語るカウンセリング」が得意です。

自分を大切にして楽しく過ごす心の境界線は「自己理解」で作れます。

適応障害・摂食障害経験者
ジャガイモが好きで雨に弱い

生きづらい原因がわからない人へ。知っておきたい「生きやすさ」に必要なこと

明確な理由がわからないけど、なんだか息が詰まる毎日を送っている。どこかに問題があると思うけど、それがなにかわからない。なにがオカシイんだろう?どこがオカシイんだろう?

こうした状況を、いわゆる「生きづらい」と表現することがありますね。

でも、実際に使われる場面では生きづらさの定義って人それぞれで、「空気読む」と同じくらい抽象的でわかりにくい。

わかりそうでわからない「生きづらさ」

わかりにくいのは個人の主観(体感)であって、行動ベースでキッチリと線引きができないからですね。

ざっくり同じような感覚を抱いている人の共通点を挙げてみたら、生きづらいという言葉が当てはまるだろう、と。そういう使い方をする言葉なんですよね。

生きづらさは個人の責任かといえば、そうではなくて。個人の主観が生まれる背景には、社会的な影響もあります。

例えば国会図書館の蔵書検索を行ってみるとわかりますが、「生きづらさ」を冠した最も古い論文は1981年になります。しかし、81年は1本だけで、次に古いものは、いきなり2000年まで飛んでしまっています。書籍などで本格的に取り上げられるようになったのも、2000年代頃からになります。

引用:あなたが生きづらいのはなぜ?<生きづらさ>の原因と克服/ブリーフセラピー・カウンセリング・センター

幅広い人に認知されはじめたのは、ここ20年くらいの現象みたいですね。リーマンショックがあったり、インターネットが普及したり、といったタイミングでしょうか。つまり生きづらさは社会現象とも言えるんじゃないかなと思います。

この記事を書くにあたって、生きづらいで検索したんですけど。個人の考え方・思考の不適応を言及する人と、社会との影響を指摘する人、どちらもいました。

そして私の感想「で、どうしたらいいの!?」です。

わかるようで、わからない

「生きやすさ」に必要なこと

わかりそうで、わからない。そんな生きづらさに対処するには、逆に生きやすい状態を定義した方が動きやすいんじゃないか?と思ったんですね。

下の5つの条件は、私自身の経験と、4年間生きづらさを抱える人の相談を受けてきて必要だと感じたものです。

「生きやすさ」5つのポイント
  1. ストレスに対処する
  2. 自分に自信をもつ
  3. やりたいことを見つける
  4. 楽しく人と関わる
  5. ちゃんとSOSを出せる

参考:持続可能な生きやすさを実現する5つの条件

3つの分野

生きやすさの条件を並べてみると、いくつか要素が見えてきますね。

  1. 心身の健康
  2. 個人的な人生観
  3. 社会との関わり

この3つの分野で自分なりのバランスがとれるようになると、生きづらさが減少していきます。

正確には、自分なりのバランスをみつけることで行動に移しやすくなり、具体的なアクションを継続していけるので、結果的に「生きづらさを感じる時間が減る」ってこと。

自分なりのバランス

自分なりのバランスというのがミソね。

人によっては、自宅をシェルターのようにして、お気に入りのインテリアや食べ物を揃えて、そこで心身を充電させることが1番心地よいと感じるだろうし。

ある人は、家は住めればいいから、それよりもボランティアとか趣味のサークルとか、社会活動に参加する時間を多く確保した方がエネルギーが湧いてくるだろうし。

生きづらさが個人の主観(体感)であるように。生きやすい状態も、細かく見ていけば人それぞれ違うってことです。

生きづらさと社会不適合

生きづらさとセットで語られることが多いのが、仕事や人間関係が続かない悩み。

お話を聞いていて多いのが、

私は仕事や人間関係が続かないから、社会不適合者なんです

っていうやつね。(私も自分のこと、そう思ってた)

過剰適応

実際は、過剰適応していることがほとんどです。過剰適応とは、簡単に言えば適応しようと合わせすぎているってことね。

仕事や人間関係が「続かない」ってことは、始められているってことですよね。ってことは、受け入れてもらうことはできているんです。

受け入れてもらった先に適応しようと頑張り過ぎて、燃え尽きちゃう。適応のしすぎ。

自然に能力が発揮できる「社会の規模」

さらにいうと、自然に能力が発揮できる社会の規模も、人によって違います。

企業に採用されて正社員で働くだけが社会生活ではなく、家族も一つの社会だし、地域のコミュニティも社会です。

だから、個人的な人生観と社会との関わりにおいて、自分なりのバランスを知っていることが重要なんですね。

人生観と社会との関わり(例)

子どものためにご飯を作るのが幸せ

会社ではパッとしなくても、家に帰ってご飯作って子どもたちが喜ぶ顔を見るのが幸せ。

歩道の植物を世話して「キレイ」と言われたら嬉しい

仕事はしてないけど、町内会の人たちと歩道の植物の世話をして「キレイですね」って言われるのが1番嬉しい。

億単位のプロジェクトを達成するやりがい

憶単位のプロジェクトリーダーになって、毎日違う部署の人たちと調整を取りながら達成に向かう日々にやりがいを感じる

もしも外側から求められた役割であっても、自分なりの人生観と合致して折り合いをつけられると、ストレスに潰れることなく生き生きと取り組むことができます。

で、これらを継続していくには、疲れたときにガス抜きする方法を複数もっていたり、どういう気分転換方法が自分にあっているのかを知っている必要があります。

変化を前提にしておく

こうした人生観とか社会に求めることは、年齢や経験を重ねると変化するものなので。状況が変われば考え方も変わることを前提にしておくのも、ひとつのポイントです。

たとえば、独身のとき自宅は寝るだけの場所だったけど、子どもが生まれてから安全性に気を使うようになったとか。マネジメントを任されるようになったら、仕事の進め方を見直すようになったとか。

こうしたライフイベントだけでなく、望んだ仕事に就いてみたら実情がわかって、実は違うことがしたかったと気づいたとか。人生で果たしたいこと、みたいな壮大なものじゃなくても。日々、感じることは変化しているんですね。

だからこそ、こまめに自分が求めていることに意識を向けていると、「変わらないもの」も見えてきます。

生きづらさを抱えているけど、漠然としていて原因がわからない人は、3つの分野を軸にして振り返ってみてください。

  1. 心身の健康
  2. 個人的な人生観
  3. 社会との関わり

本来求めていることと、実際のバランスのズレがわかると対処しやすくなっていきます。

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