こんにちは、ももかです。@momohsphss
自分でやろうとせずに、なんでも人に頼ろうとする。本気で取り組んでる様子も見えなくて、なんだか都合よく問題を人に押し付けている気がする。
そんな人に出会うと、甘え上手でいいなぁ……と思う反面「楽してる!私ばかり損してる!」と思ってしまう。
ひとりで頑張ろうとしてきた人ほど、甘え上手な人を見ると心がザワザワしちゃうんですよね。
でね、心がザワザワしていることに気づいたら、それは「もうそろそろ、ひとりで頑張る、手放してみない?」という、自分からのメッセージなんですよ。
甘え上手な人を見るとイラっとする
だれかに頼ることを固く禁じて、弱音を吐くことも我慢して、なんでも自分でやってきた。
だからこそ、「頼れる人」という評価が得られるのだけど、なんだか心にポッカリ穴が開いている感じで、頼られるほど寂しさも増してくる。

うん、過去の私です
私の場合はね、実際は、たくさんの人に助けられて、フォローしてもらって、そのうえで「頼れる人」という評価を得ていたのだけど。
「ひとりでやらなきゃ!」
「自分でできるようにならなきゃ!」
という考えで頭が支配されていると、助けてくれる人の存在が見えなくなっちゃうんですよね。
助けてくれる人から逃げたくなる
「ひとりでやる」というマイルールを固く握りしめているので、助けてくれる人が表れると、身体にギュッと力が入って、防御態勢になるんです。
だって、その人は、がんばって守ってきたマイルールを壊そうとするから。気を抜いたら、ダメダメな自分が溢れて止まらなくなりそうで。
「必要ないよ!」
「近寄らないで!」
って、心のなかで距離を取りたくなっちゃう。
いま振り返るとね、自分がそんな状態で、甘えること、頼ることを固く禁じていたから。甘えられるとイラっとしちゃう。
甘え上手で、ちゃんと頼りながら生きている人を見ると、なおさら「あんな風になっちゃダメ!」と自分に言い聞かせているところがあったな~
と思います。
「そのままでいいんだよ」とか言われると、さらにイラっとする
「そんなに頑張らなくていいんだよ」と言われると、寂しくなる
こういう言葉を投げかけてくれるのは、助けてくれる人、力を緩めようとしてくれる人、なんだけど。自分のことを否定された気持ちになっちゃうんですよね(:_;)
ダイエット中のケーキ理論
いま、命名してみました(笑)
ほら、ダイエット中に「甘い物食べない!」と強く自分に言い聞かせて、どうにか甘い物を遠ざけて、視界に入らないように頑張っているとき。
目の前で美味しそうにケーキを食べられたらイラっとするじゃないですか。


「美味しそうだな~。いいな~。羨ましいな~。」
なんて思いながら、
「私は、こんなに我慢しているのに。あの人は気にせず食べられるんだ。」


そんな日が続くと、
「私甘い物、好きじゃないんだよね。体に悪いし、太るためにお金払うなんて、バカバカしくない?」
とか考えるようになって、ケーキが必要ない理由を考え始めるのね。
で、さらに、そんな時期が続くと、
「私、もともと甘い物好きじゃないから。」
って、本当は好きじゃなかった説を採用するようになる。
なんだけど。
いちばん最初に感じていた、「美味しそうだな~。いいな~。羨ましいな~。」という気持ちは満たされていないので。
必要ない!と思いながらも、堂々とケーキを食べている人が気になって、イライラしちゃう。
心のザワザワに気づく
この記事のタイトルにピンときた人、甘え上手な人を見て心がザワザワしていると気づいた人。そんな、あなたは、すでに1歩踏み出しているんですよ。
「あれ?私、イライラしてるんだ」
「このザワザワする感覚は、甘え上手な人を見たときに発動する」
こんな感じで、自分自身の反応をキャッチできている、ということですから。
うっすら、遠くの方で、本音が見え隠れしていることに気づいていると思うんですね。
きっと最初は、イライラしたり、感情が刺激されていることも自覚がなかったのではないかな?どうですか?
甘えたいな、でも、できないんだよな。頼りたいな、でも苦手なんだよな。
そうやって葛藤が生まれていることに気づけた。というのは、とても大きな1歩をすでに踏み出している証拠なのですよ。
「1人でがんばる」を手放す
甘え上手な人を見ると、イラっとしている自分に気づいたら。「1人でがんばる」を手放す流れがきている…かもしれない。と、ちょっとだけ考えてみてください。
なかなかね、一筋縄ではいかないだろうし、甘えること・頼ることを長年封じ込めていると、最初は加減がわからなくて恐怖心も出てくると思います。
なので、まずは「かもしれない戦法」がオススメですよ。
だれかに甘えてもいい……かもしれない
頼っても人は離れていかない……かもしれない
1回くらい手を抜いてもいい……かもしれない
そんな風に仮説を立ててみるのです。これができたら、仮説を検証してみましょう。
「頼っても人は離れていかない……かもしれない」ということにして、それが本当かどうか検証してみる。
そして、思いついたことを試してみます。
ここで「思いついたこと」というのは、おそらく普段から「やりたいな、でも、できないな」と頭のなかでグルグル考えていたことが、候補に並ぶと思うんですね。
それを実行してみる。
もし、身近な人で試すのが怖いときは、カウンセラーも使ってみてくださいね。
「手放す」というのは、ジワジワ、ジリジリとした下準備があるからこそ、タイミングが来たときにストンと腹落ちして「もういいや」と手放せるものなので。
少しずつ、少しずつ。やってみてください。
大丈夫、現実は想像よりも、ずっと優しいよ。