相談を受けるようになって、もうすぐ4年になります。
3年目までは不定期だったので、ユルユルと経験を積み重ねてきたんですが。
話に来てくれた人が、人生を楽しめるようになるカウンセリングがしたい。
その気持ちにスキルが追い付いてない気がして、でも、どこに修正を加えればいいかわからず、小骨が詰まるような感覚があったんですね。
これまで来てくれた人も読んでいるブログで、自分のセッションの課題を披露するのもどうなの?と思うけど。
最近、やっと言葉に置き換えられるようになってきたので。
「もっともっと、良くしていくぞ!」という、向上のために。
そして、この言語化が、きっと読者さんの参考になる部分もあるはず。と、思っているので記事にします。
両極端と好奇心旺盛
これまでHSS型HSPをメインにしていたので、
- 好奇心旺盛
- 両極端
- 行動的だけど疲れやすい
こうした言葉を軸にして説明していたんですね。つまり、これらが「HSS型HSPですよ」と。
私自身も、「そうそう!これなのよ!」と思い当たることがありすぎて、だからこそ、繰り返し使ってきたわけです。
感受性豊か
共感力が高い
それがHSPだからね。
あとから自分の気持ちに気づく
それがHSPだからね。
飽きやすい
行動的
それがHSSだからね。
苦しみの背景が、HSPやHSSであると気づくこと(つまり、脳の神経やホルモンの関係であること)
もって生まれた性質で、少数派だから、周りには「なにそれ?」と思われること。
そこに気づくことで、楽になっていくよ。
本当にそうだと思うから、ずっと伝えてきました。
両極端と好奇心旺盛の【意味】
もう一つの側面として、相談を受ける経験を重ねていくと、どうやらHSPのなかでも、人によって
- 好奇心
- 両極端
- 行動的
これらの意味が違うことに気づきました。
両極端な矛盾や葛藤はHSPにもある。
HSEとか関係なく。内向のHSPも、行動的で好奇心旺盛で、両極端な二面性に悩んでいるんです。
「それが普通だよ」とは違う
これはね、「だれでも二面性をもって葛藤しているから、それが普通だよ」って言いたいわけじゃなくて。
あなたを困らせている、両極端って、どんなもの?
それは、どんなときに声を強めるの?
両極端があなたを苦しめると感じるのは、どんなとき?
こうした部分に、その人の感覚が潜んでるんですね。
両極端・行動的・好奇心旺盛、という言葉で終わらせてしまうと、けっきょく、「みんな気になるよね」と、一般化してしまうことと変わらない。
ってことに、私は感覚的に感じ取っていたんだと思います。
HSPをどうにかしなきゃ
やたらに「それってHSPだから」っていう、あるあるに持っていくと、

これってHSPだからでしょうか?
と、傾向に名付けた言葉に結論をもっていく流れになっちゃうんですね。
こうした会話から、クライアントさんが関連付けるのは、
HSPをどうにかしなきゃ。
です。
※私がそういう話の持って行き方をしていたってことね。
そうすると、クライアントさんにとっては、好奇心旺盛・行動的・繊細・共感といった言葉が、いままでと同じように「消し去りたい特徴」という立ち位置のままになる
・・・あれ?
・・・それって、私の話の持って行き方が原因では?
ってことに、確信が強まってきました。
言葉に対する2パターンの反応
私自身の経験と、他の人を観察していて思うのは、言葉に対する反応は2パターンあります。
『共感力・好奇心旺盛・繊細・両極端』という言葉で連想される現象に消耗して、つらくなって、「生きるのしんど」ってなっているときに、原因がHSPだと言われたとき、
- 前向きになれる人
- 絶望感に打ちひしがれる人
両方いるんですね。
これは、どちらも時系列で体験する人もいるけど、片方だけで探求を終わらせて離れる人もいます。
前向きになれる人
「良かった!肩の荷が下りた」
「同じ人もいるんだ」
絶望を感じる人
「生まれつきってことは、一生この苦しさと付き合っていくんだ」
「その特徴を消せば楽になれる」
特徴を消せば楽になれるっていう反応が『=絶望』としているのは、けっきょく自分の感覚を好きになれないことに変わりないから。
あなたの「両極端」とは?
苦しみの原因を特定の名前にフォーカスしすぎたり、そこにとどまってしまうと、なかなか、「ポジティブに使おう」とか、「日常で活かそう」って思えないんですよね。(私のスキル不足)
時間をかければ、考え方も変わってくるけど。
せっかく、お金と時間を使って来てくれるのだから、60分とか90分という時間のなかで、少しでも受容する感覚を体感してほしいと思うわけです。
最近は、性格タイプをきっかけに自分を知ることを、たくさん話してますが。HSPにも同じこと言えるなと気づきました。
名前をきっかけにして、普段感じていることを振り返る。
あなたにとっての「両極端」の1つは、どの部分?もう1つは、どの部分?
それは具体的に、どんなエピソードからイメージしているの?
よかったら、考えてみてください!