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プロフィール
馬場 桃香
ばば ももか
IT通信系営業、アパレル販売など経験後、独立。HSS型HSP気質をもつ方へメンタルケアからビジネスサポートまで提供している。

延べ280人以上の相談実績あり。人柄を重視した『あったかマーケティング&狭くて深いつながり作り』が得意。

自身は、HSS型HSP気質をこじらせ、16歳で適応障害と診断さた経験がある。

社会人になり、全国トップレベルの営業成績を記録するが、ストレスで潰れて仕事が続かない悩みも抱えていた。

2017年に自分の気質が腑に落ち、「そのままの私で生きる!」と決意。

HSS型HSPである自分を研究し、ブログで発信を始めると、読者さんから続々とメッセージが届き始める。この経験から、同じように悩んでいる人の力になりたいと思い、相談業を開始。

現在は、埼玉県の田舎からオンラインをメインに活動中。

自分が自分じゃなくなる感覚を「離人感と共感」の視点から考える

こんにちは、ももかですmomoka_hsphss

離人感とは、自分と現実が切り離された感覚のことです。目の前で見えるものが、現実なんだけど、現実じゃないような。

いま、ここにいるのは【自分】なのだけど。なんだか、別人として存在しているような……そんな自分が自分じゃなくなる感覚です。

私は、生きづらさのピークだったころ、この離人感をよく感じていました。

それが最近は、自分の目線で景色を見ている感覚を覚えることが多くなったのです。

「あ~、私の体ここにあるんだな」

「私の頭、だいたい、この辺りにあるんだな」

って、自分の体を認識して、その体にくっついている【目】を通して見ている。

そして、もうひとつ。

他者に共感して、過剰に同一化したときも、「自分じゃなくなる感覚」ってあるんですよね。

今回は、離人感と共感の視点から、自分が自分じゃなくなる感覚について、考えてみようと思います。

自分が自分じゃなくなる感覚

強いストレスがかかると、現実を現実と思えなくて、「自分が自分じゃなくなる感覚」を覚えることがあります。

この感覚は離人感と呼ばれ、喪失体験や長期に渡るストレス・不安によって引き起こされると言われています。

私の場合は、電車から外の景色を眺めていると、おもちゃのように見えることが頻繁にありました。

まさに、こんな感じ↓

現実なんだけど、現実じゃないような。ゲームや映画のなかにいるような。

私の体は、たしかに存在しているのだけど、そこに私が「いない」

身体から魂が出ていきそうな感覚

もうひとつは、身体から魂が出ていきそうな感覚もありました。

ふとしたとき、スーって、自分が空に向かって飛んでいきそうな。慌てて、身体に縛り付けるイメージを思い浮かべて、「戻ってきて!」と心のなかで呟いていました。

クリスマスイブもおかまいなし

このツイートが2017年12月なので、HSPの発信を始めて半年くらい経ったころですね。

当時、離人症と10年戦っている方からリプがあって、「なるほど、そういうことかぁ~」とボンヤリ思った記憶があります。

共感しすぎで起こる「自分じゃない感じ」

もうひとつ、私が「自分じゃない感じ」に気づくのが、他者に共感しすぎているときです。

エンパスには、他者の感情と一体化するワンネス型と、他者の感情が直感的に浮かぶ直感型があります。

※エンパスの共感とは、生まれつきの生物学的な体の反応なので、コミュニケーションスキルとして「他者の気持ちを理解する」とは違った性質になります。

それでね、私の場合は、感情が入ってくる感覚への自覚が薄くて、気づいたら一体化・同調しているのです。

とくに、離人感を頻繁に感じていたときは、まさか一体化(共感)していると思わないので。

だれとでも話を合わせられる

相手が望んでいるだろう人物像をなんとなく察知して体現する

他者をイメージして、その人の動きや使う言葉を再現する(オートマチックに演じる)

こういう現象が発生するわけです。

相手としては、好印象ですよね。「お望みは、こういう人物ですよね」と、目の前に差し出してくれるんだから。

ところが、です。

私は無自覚に他者に共感しているので。

自分の意思で決めて動いていると思っているのに、どうも違和感が拭えない。

心のどこかで「これ、私じゃない」と、ものすごいミスマッチな感じ。フィットしない。

サイズの合ってない靴を履いて、ひたすら走り続けている感じ。

ストレスと共感力のケア

こんな経験をしてきて。

ストレスと共感力のケアが、と~っても大切だと気づきました。

高い共感力をもつ人は、「自分が自分じゃなくなる感覚」があるときは、過剰に一体化しているかもしれません。

離人感が出たら、もう、だいぶ消耗している証拠だと思います。

まずは、できる範囲で、ひとりになる時間を増やすこと。

そして「共感してるな」と意識化すること。

試してみてくださいね。

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