仕事を依頼されたり、相談されたり。
いままで頼りにされていたのに、なんだか最近、私がいない場所で解決しちゃって。私なんて、本当はいらなかったのかな……
いなくてもいいのかな。
自分の力で人を救えてると思っていたけど、実際はそんなことないんだよね。
私って、いつも誰かに頼りっぱなしで。無力で、ちっぽけ。なんだか仲間外れになった気がして、寂しさが消えない。
こんにちは、ももかです。@momohsphss
以前、頼られるとイライラして「私だって自信ないのに」って気持ちをぶつけたくなる人について、記事にしました。
今日は、頼られない不安を抱えている方へ、メッセージを書いてみたいと思います。
ポイントは、
- 無力感
- 自信のなさ
- 自己価値の低さ
こうしたキーワードですね。
「あなたは必要ないよ」と言われた気がする
ちょっと私の話になりますが。
はじめて派遣事務をしたとき、半年の短期契約からスタートしたんです。
派遣を入れる企業さんの多くは、人手が足りないから、部分的に業務を手伝ってくれる人材を探しているわけですね。
私が派遣された企業も、社員の方だけでは全然仕事が追いつかなくて、手付かずの業務がたくさんあって。
で、私は持ち前の飲み込みの早さで、どんどん業務をこなし、ついに社員さんも暇を持て余すくらい、状況が改善したんです!
私にとって、
仕事を頼まれる
やることがある
そんな状況がとても「やりがい」だったのです。
現場の社員さんが評価してくれて、人事部と交渉してくれて、契約の延長も実現しました。
ところが、急に会社の方針が変わり、新たに新入社員が配属されてきたのです。
私の仕事は、次々に新人さんが引き継ぐことになりました。そして、契約も終了になりました。
もうね、このとき、私はと~っても寂しかった!!(笑)

契約期間に翻弄されたことも、歯がゆさを感じる、ひとつではあったけど。
それよりも、
・頼りにされていたのに、仕事を奪われた気がする
・自分の存在が蚊帳の外になっている感じ
・自分が知らないところで話が進んでいて寂しい
・「あなたは必要ないよ」と言われた気がする
みたいな。
正社員で仕事を抱えすぎて消耗したので、頭では、「仕事が減ってラッキーじゃん!テキトーにやればいいじゃん!」とか思うのですが。
心にポッカリ穴が開いた感じで、気持ちの方はズキズキと古傷が痛むんですね。
頼られない不安と自信のなさ
心理学的には、頼られない不安は「自信のなさ」が反映されている、と考えます。
- 力になりたい
- 貢献したい
- 喜んでもらいたい
- 協力したい
こうした気持ちは、愛情深く、他人の気持ちを最優先に考える人が抱きやすいのですね。
それ自体は、とっても素晴らしいことだし、周りの人も感謝していると思います。救われた、助かった、と感じている人も、たくさんいると思います。
でもですね、「頼られたい」という気持ちが、自己価値の低さを埋めるために使われると、相手の反応がないと不安になってしまうのです。
これだけ面倒見てるのに、なんて素っ気ない態度なの!?
思ったより嬉しそうじゃなかったな。対応間違っていたかな?
な~んて考えるようになって、
もっともっと、喜んでもらわなきゃ!
と、相手のニーズ以上に、自分の不安を埋めることが目的になってしまうんですね。
で、ですよ。
この場合の「自信のなさ」とは、
私は人を幸せにできない
私は期待に応える力がない
私は相手の望むものを提供できない
といった、愛する力に対するもの、なんですね。

人によって、
- 目の前の個人に対して
- 組織や仕事そのものに対して
など、少し違いがありますが。
どちらにしても、自分の行為に対して自信がないと、相手の反応によって不安を埋めたくなっちゃうのです。
過去に「無力感」を感じたこと、ありませんか?
そんな、もともと愛情深く、人と協力することが得意で、やりがいを感じるあなたが、「私いなくてもいいのかな」と思ってしまう。
そこには、小さいころ、がんばって貢献したことで傷ついた経験があるかもしれません。
その当時に感じた「無力感」「自分への失望」
こうした気持ちが癒えていないと、頼られない不安を再現することで、「やっぱり、私はいなくてもいいんだ」と確認したくなっちゃうんですね。
それでね、頼られない不安をもつ人は、一方で、頼られるプレッシャーも感じている可能性があるんですよ。
いつもは、頼られると嬉しいし、「やりがい」を感じるのだけど。
ふとしたときに、
・利用されてるのかな……
・都合よく使われているだけじゃないかな……
・たまには自分でやってよ……
みたいな、頼ってくる人へのイライラ。出てくること、ありませんか?
ここまでくると、本来の面倒見のよい、あなたの良いところが、相手に歪んで伝わってしまうかもしれませんね。
それは、とても悲しいことです。
「無力な自分」への気持ち
まずは、過去に切り捨てた「無力な自分」への気持ちを、しっかり消化してあげること。
そして、相手の反応基準ではなく、自分で自分を喜ばせてあげること。
この辺りが、できるといいですね。

カウンセリングが得意なテーマでもあるので、一緒に活用してみてくださいね。
私もお手伝いします♪
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