こんにちは、ももかですmomoka_hsphss
前回、お金を稼ぎたいのに稼げなくて働くのもしんどいHSS型HSPの共通点について、お話しました。
その記事で、対人関係や自尊心の問題について触れたので、今回もう少し続きを話そうと思います。
わたし、新卒で入社したときから、メール1通送るのにも、めちゃくちゃ時間がかかるタイプなんですよ。
- どんな言い回しで?
- どの言葉を使って?
- どんな結論にして?
っていう文章構成から、
- このタイミングで送っていいのかな?
- この人に聞いてもいい内容なのかな?
とか、相手の事情もめっちゃ考えちゃう。で、1時間くらい悩むwww
普通の会話はできるんだけど、報連相が苦手だったんです。
でね、苦手意識が強まる原因に心当たりがあって。
1社目のIT通信系の営業会社は、個人主義の色が濃いゴリゴリの体育会系で、先輩や上司から常に
「自分で考えろ」
「まずググれ」
「なんでも人に聞いて解決しようとするな」
っていうセリフが日常的に飛び交う環境だったのです。
ネットワークの問題や、PCのエラーって、けっこうググったらヒントがあるから。
おかげで検索力がついたものの、報連相は苦手になりました。
聞き方を工夫して教えてもらえばいいじゃん!とか、思うけど。
「むかしは、俺らがテレアポしている後ろで○○部長が木刀もって立ってたんだよ」
なんてエピソード吹き込まれた状態で、気軽に聞ける!?www
っていう、まぁ環境的な要因もあったのだけど。
報連相が苦手で、上司に「わかりません」って言えないのは、会社が変わっても続いたんですよね。
自尊心が低くてプライドが高い
全部が自分の責任じゃなかったとしても。
わたしの失敗談としては、自尊心が低くてプライドが高かったこと。
社会に出て初めての会社で、人格を否定された気持ちになっちゃって。そこから自分に自信がなくなって、上司と接するのが怖くなったんですよね。
(「20代は苦労しよう」と思って、いちばん大変そうな会社を選んだ)
だけども。
一方で、「うるさい上司を黙らせてやる!」みたいな、反抗心もあって。
周りは全員敵だと思ってたし、素直に「これは、わたし苦手なんだな。じゃあ、正直に伝えて助けてもらおう」って考えにならなかった。
そんなだから、優しい人が気をきかせて助けてくれると、できない自分を曝け出すようで恥ずかしくなったし、遠ざけたくなった。
っていう現象が起こるんですよね。

自分が負けず嫌いで強がりだってことも、さいきん、ようやく自覚したくらいで。。。
小学生のころから言われてたけど、ぜんぜんピンときてなかったんです。
だけども、人前でカッコ悪い自分を見せたくないし、いつも完璧な理想の振る舞いをしなきゃって考えやすい。
自分のことが好きになれず、自信もないのに、仕事はできるし、成果も出せる。だから、
わかりません
できません
って言うことに、とても抵抗感を覚えるんですよね。
「わかりません」と言う代わりに相手の顔色を読む
「わかりません」
「できません」
「教えてください」
って言ったら負けだ。
それくらいに思ってたから。
代わりに顔色を読んで、正解を探して、言葉でコミュニケーションをとる努力をせずに、勝手に想像した【相手が望む成果】で認めてもらおうとしたんです。
でね、これやり続けると、自分のなかにはフラストレーションがどんどんたまる。

だって、怖くない?
相手が望んでいること、望んでないこと
言葉で確認しようとせずに、遠くから観察して予想して、「これでしょ」って差し出す。
その差し出したものに対するフィードバックも、もらう勇気がないから。
コミュニケーションは全部、相手の反応を自分なりに想像して、判断するしかない。
ずーーーっと
「あってるのかな?」
「これでよかったのかな?」
「どうすればいいんだろ?」
って考え続けることになる。
そりゃ、疲れるし、自分の意見もわからなくなるし。相手との境界線も消え去るから、仕事を肩代わりしすぎちゃうし。
心のエネルギーが消耗して、余裕がなくなり、怒りも湧いてきて、投げやりになる。
そして体調不良になり強制終了。
「上司はこういうタイプだから」と他者分析して頭で理解しようとする
言葉でのコミュニケーションをとらずに、受け身で得た相手の態度だけで意図を想像して、成果で返す。
自分に自信がなくて自尊心が低いのに、カッコ悪いところ見せたくないし、できない自分も嫌だっていうプライドの高さがある。
で、素直に「これができるようになりたいんですが、ここが苦手で難しいなと感じていて、なにかアドバイスもらえますか?」って、言えなくなっちゃう。
っていう、わたしが最終的にとった行動は、「上司はこういうタイプだから」って他者分析をして、頭で相手を理解した気持ちになって。
- こうやればいいんでしょ
- あの上司は不器用で教えるの苦手だしね
- わたしの質問の仕方が悪かったんだ
とか、それっぽい理屈をこねくり回して、自分を納得させ、でも態度としては
「こういう振る舞いをすればいいんでしょ」
「これが欲しいんでしょ」
「なんで、みんな、わたしの言いたいことわかってくれないの?」
って、やらされ感むき出しになった。
こうなったら、周りも良い気しないよね!ほんと、だれも幸せにならないと学んだ!
たとえ非HSPでも、わかりますよ。
- 納得してないんだろうな
- なんか、腹の底に抱えてるんだろうな
- この人本心で喋ってないな
で、「本当は何考えてるの?」「なにか言いたいこと、聞きたいことある?」とか気になって質問するんだけど、本人からは
とくにありません

チー――――ン(終了)
いや、あなた絶対言いたいこと、あるでしょ!!!
と、わたしが、当時の自分の上司だったら、切り込んでると思う。
起業サポート受けても同じ現象でした
わたしは、仕事ができるけど自尊心が低くて、プライドが高い。やっかいな、こじらせ女でした。
「できません」
「わかりません」
「教えてください」
って言うのは、最後の切り札くらいに思ってた。
だからね、この状態で起業サポート受けたときは、まったく身にならなかった。
何十万ってお金を払って講座を受けても、講師の顔色を読んで、必死に正解を探して、疲れて終わる。
で、あとから講師のタイプ分析をはじめて、
あの人とは合わなかったんだな
やり方が違ったんだろうな
わたしには向いてないんだろうな
とか、自責に見せかけた他責を続けてたんですよね。
仕事の悩みには、スキルや環境以外にも、対人関係や自尊心が関係してきます。
面接受かるし、上司から褒めらるし、どこでもやっていけると思う。でも、ちょっとやって苦しくなって転職をくり返す。
そんな人は、スキルを身につけるのはちょっと待った!
コミュニケーションの取り方をチェックしてみるといいよ~っていう話でした!
では~