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プロフィール
馬場 桃香
ばば ももか
\HSS型HSPの心地よい働き方/
IT通信系営業、アパレル販売、派遣事務を経験後、独立。300人以上の相談実績があり、おっとりした喋り方と鋭い分析のギャップが人気。

2017年にHSS型HSP気質が腑に落ち、そのままの自分を受け入れることを決意。気質の研究と考察をブログで発信すると続々とメッセージが届くようになり、相談サービスを開始。

自身の経験を活かして働き方コンサルを提供すると、自然体の魅力に気づき、肩の力を抜いて働けるようになると評判に。「やりたかった仕事をスタートできた」「強みが明確になって集客しやすくなった」という声をいただいている。

現在は、マイペースに働きたい方、個人ビジネス(フリーランス)で独立したい方の心に寄り添いながら、自己理解、商品化、ブログSNS集客などサポートしている。

埼玉県の田舎在住/不器用なA型/カフェ好き紅茶党

【大人の反抗期】HSPを自覚したら怒りっぽくなった人へ

こんにちは、ももか(momohsphss)です。

HSPやHSS型HSPだと自覚したあと、イライラすることが増えて「怒りっぽくなった」と感じませんか?

自覚した瞬間は、なんだか体重が2キロくらい減ったかのように(笑)身軽になったのに。

数日後には、

強い蛍光灯の光が気になる

車の騒音が気になる

パソコンのタイプ音が気になる

空調の当たり具合が気になる

などなど

いままで気にも留めなかったことが【感覚過敏】という言葉とともに意識するようになって。

自分なりに対策を取り入れるものの、電車のなか、職場、家族と過ごす空間……自由に変えられない環境にイライライライラ

そのうち、【感情を感じ取りやすい】という言葉も意識するようになり、いままで以上に

怒りっぽい人が気になる

言葉と感情のズレが気になる

見えないエネルギー的なものが気になる

などなど

「わたしって、こんなに繊細だったんだ…」と感じるように。そんな自分とは対照的に、まったく気にしていない周りの人にイライライライラ

非HSPとは分かり合えなんだ!

この世界はHSP仕様にできてないんだ!

なんで鈍感な世界で生きていかなきゃいけないの?

と、イライライライラ

HSP 対 非HSP

という敵対心になり、その矛先は両親、きょうだい、上司、友達、パートナーに向かう。

なーんだ、生まれつき感覚が違うから、分かり合えなくて当然だね!

「なにか違う」と思った原因がわかってスッキリ!

と思うものの、一方で、

「わかってもらおう」っていう考えが間違いだった

べつにいいや

このまま理解されずに生きていくんだ

そうやって、いちばん「わかってほしい人」から距離を取るようになる。

っていうのは、わたしの経験談です!!

理性で押し込めていた感覚が無視できなくなる

HSS型HSP気質を自覚すると、それまで当たり前に過ごしていた環境も、じつは負荷が大きかったと気づいて、見過ごせなくなったんですね。

で、なんとか理性で押し込めていた感覚も、どんどん無視できなくなって。

もう無理だ!!!

ってなって、掛け持ちしていたアルバイト2つと、フリーランスの仕事ぜんぶ辞めて、無職になりました。

そのあと2年弱くらい?親への反発心を明確に感じるようになり、「わたしは怒っていた」と、自分の”本当の感情”を受け取って。

親への苛立ちを盛大にブログに書いてました!

行き場をなくした親への不信感

わたしが高校生のとき、両親が離婚の危機になって、姉も反抗期で、家のなかが殺伐とした時期があったんです。

そのとき「この状況で、わたしまで反抗期になったら、この家族は終わる。わたしが家族を守らなきゃ」と思って、反抗せずに良い子になる道を選んだのです。

けっきょく、両親が話し合って仲直りしたものの、わたしは家族に対して不信感たっぷり。

仕事人間の父に、母へ手紙を書くようお願いしたり。

あったかいメッセージが書かれたペアのマグカップをプレゼントしたり。

オーバーリアクションで、楽しそうに笑って盛り上げたり。

積極的に家事を手伝ったり。

そうやって、家族の機嫌を取るために動いてたんですね。

なのに、両親はふたりだけで話し合って和解し、子どもの前では何事もなかったように、楽しそうに振舞うようになったんです。

「ありがとう」「ごめんね」「もう大丈夫だよ」の言葉もなく、急に両親の態度が変わったので、不安と恐怖を押し殺していたわたしは、感情の行き場をなくしました。

いまなら両親の意図も理解できるけど、当時は、まったく意味がわからなかった。

言葉での説明がないまま態度だけ変わったので、

仲間外れにされた

大切にされなかった

存在を無視された

と感じたのです。

ここから、わたしは家族に心を閉ざすようになりました。(ついでに適応障害になりました)

一緒に買い物行ったり、食事に行ったりするものの、目を見れなくなって。

死んでも心からの笑顔を向けてやるものか

と、仏頂面で接するようになりました。

というか、接し方がわからなくなったのです。表面上、会話はするし、なんとなく笑うこともあるけど、どこか馴染めない感覚が付きまとって。

そんな状態が15年くらい続きました。

この15年は、成果や評価に固執して、仕事で自分の存在を証明しようと執着した期間と重なります。

親のことは、もうなんとも思ってない

所詮、家族でも違う人間だから

分かり合えなくて当たり前

言葉だけ見ると、理解のある大人の対応っぽいけど。

感情レベルでは、行き場をなくした【怒り、悲しみ、絶望、不信、憎しみ】がグルグル渦巻いてた。

大人の反抗期

HSPをきっかけに自己理解を深めるなかで、両親への感情にも向き合うことになって。そのときに、大人の反抗期という言葉を知りました。

思春期のころに反抗期にならなかった人は、大人になってから反抗期に突入することがある。

良い子でいようと感情を抑圧するので、精神的に不安定になり、人との関係も希薄になりやすい。

わたし、これじゃん!!と思いました(汗)

HSPだと自覚して、自分を大切にしようと決めて。感覚・感情をごまかさずに正直に生きる道を選ぶと、心のデトックス(毒だし)が始まるんですね。

これまで無視していた小さな心の声が、どんどん大きくなって、無視できなくなるんです。抑圧していた期間が長ければ、長いほど。噴出する感情は大きくなります。

これが「HSPを自覚したら怒りっぽくなった」の正体です。

生きやすくなるプロセスでは、

  • 好転反応
  • 揺り戻し
  • 大人の反抗期
  • ドリームキラー

といった、変化に伴った副反応に遭遇します。

ひといちばい敏感な感受性を抑圧して、【鈍感になる】という生存戦略を取っていた自分を手放して。

繊細で敏感な自分を大事に生きる

そう決めたからこそ、あらゆる感情を思いっきり感じるようになるのです。

嬉しい、楽しい、悲しい、悔しい、苛立ち、といった感情も、いままで以上に、大きく大きく感じるようになります。(それが本来の姿)

聞き分けの良い子をお休みしよう

長くため込んだ感情は、感じ切ると自然と落ち着いてきます。それが脳の仕組みです。

このプロセスを経験した人は、澄んだピュアな雰囲気になり、本来の優しさと温かさで人を包む空気を醸し出します。そして同じように、澄んだピュアな心をもち、優しくて温かい人が集まってくるんですね。

大人の反抗期のときは、思いっきり、怒りを放出してください。

「迷惑かけないかな?」

「傷つけないかな?」

という、聞き分けの良い子はお休みで大丈夫です。

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